研究情報詳細

氏名

馬場 晋一(ババ シンイチ)
BABA Shinichi
http://researchmap.jp/baba_shinichi0405/?lang=english

所属

経営学科

職名

講師

取得学位

  • 学位区分:博士、学位名:博士(経営管理学)、学位の分野:経営学、授与機関:立教大学、論文題目名:企業家の事業機会の認識と資金需要 ―起業における金融アクセスとインフォーマル投資を中心として、取得年月:2016年03月31日
  • 学位区分:修士、学位名:修士(経営管理学)、学位の分野:経営学、授与機関:立教大学、論文題目名:起業とイノベーション創出の比較-Global Entrepreneurship Monitor のデータ分析を中心として、取得年月:2011年03月31日

学内職務経歴

  • 講師 本務 常勤 2016年04月01日 ~ (継続中)

学外略歴

  • 経済産業研究所 (RIETI) 助手 Global Entrepreneurship Monitor Japan team Research assistant 非常勤 2012年04月01日 ~ 2013年03月31日

所属学会

  • 経営哲学学会 2016年04月01日 ~ (継続中)
  • 日本経営会計学会 2014年07月01日 ~ (継続中)
  • 経営行動研究学会 2011年12月01日 ~ (継続中)
  • 日本財務管理学会 2011年06月01日 ~ (継続中)
  • ビジネスクリエーター研究学会 2009年11月13日 ~ (継続中)

専門分野(科研費分類)

  • 商学 : ファイナンス、企業経済学

学位論文

  • 2016年03月31日 専門分野:経営学、 題目名:企業家の事業機会の認識と資金需要 ―起業における金融アクセスとインフォーマル投資を中心として、
  • 2011年03月31日 専門分野:経営学、 題目名: 起業とイノベーション創出の比較 - Global Entrepreneurship Monitor のデータ解析を中心として、

論文

  • 「アントレプレナーシップの発生および構成要素に関する一考察 -起業家精神の要素分解おび市場利子率と起業の相関分析」 『立教DBAジャーナル』 第4号 P79-95 (2014年03月25日) 馬場晋一 単著
    概要:近年、アントレプレナーシップ(起業家精神)という言葉が、企業経営上の理念の一つとなりつつある。日本をはじめとし、先進諸国は経済成長の山場を越え、新たな成長局面に入ったという見識が散見されることもその要因の一つである。従前より、J.A.Schumpeter(1926)、L.v.Mises(1966)、I.M.Kirzner(2004)らオーストリア学派の起業家論者は、経済活動において、人間の英知による活動がすなわち「人間行為」が、国民、企業の貯蓄水準を高め、投資効率を上昇させ、それが更なる財・サービスの革新を生み出すと考える立場から、独自のイノベーション論を展開してきた。他方、昨今の先進諸国の生産活動を考慮すると、経済のグローバル化の進展により、生産拠点は、生産コスト軽減のため、人件費、維持管理費の安価な土地での生産活動を模索する傾向にある。資金調達の多様化、貯蓄の増加は、自産業規制の自由化、貿易の促進、新規市場への参入退出の活発化が促進されるようになる。本稿でとらえているインジケータの推計は、経済や事業を取り巻く環境の変化に反応し、既存の企業が新しい事業に取り組み、起業家が新しい機会を求めて新企業を設立し、ときには環境変化とともに退出していくプロセス、起業のダイナミズムを考察することで、経済成長、発展のメカニズムを捉えるための指標となる。本稿では、OECD加盟の先進諸国10ヶ国を対象とし、その起業意識をGEMの起業人口調査(APS)を用いて考察する。調査の対象国は、ベルギー(Belgium)、フィンランド(Finland)、フランス(France)、ドイツ(Germany)、イタリア(Italy)、日本(Japan)、オランダ(Netherlands)、ノルウェー(Norway)イギリス(United Kingdom)、アメリカ(United States of America)の10ヶ国である。また、現在と将来の間の時間選好率を示す市場利子率の低下は、貨幣供給の増加から投資機会の上昇を意味する。2009年以降、アメリカ、ドイツ、オランダ、ベルギー、イギリス、フランスと日本を除く、ほぼすべての先進諸国で上昇が見られている。このことも結論上、注視すべきものとなった。投資活動の上昇を通じて、利子率の上昇をもたらす、時間整合的なプロセスを洞察することが今後の課題となる。
  • 「 各国の所得格差と創業資金融資の金利比較 起業とエクイティ投資、所得格差との関係について ―」 『年報財務管理研究』 第23号 P88-96 (2012年03月31日) 馬場晋一 単著
    概要:新規の事業への投資は一層高いリスクへの投資を許容する投資の形成が必要である。各国の長期のビジネスリスクの大小は、その国の企業家精神の発揮に寄与し、高い事業リスクへの投資は、その国内の所得格差(ジニ係数)の大小が影響するものと推測する。高い事業リスクへの投資は、より潤沢な資金の分散投資の範囲で行われるものである。事業リスクの大小と所得格差との関係を調べ、起業の活発さ、新規事起業のイノベーションの創出と所得格差(ジニ係数)の関係を考察することが狙いである。Global Entrepreneur hip Moniror (GEM)では、18 ~64 才までの成人を対象とした「一般調査」(Adult PopulationSurvey: APS)、マクロ的な経済指標(主として、1人当たりGDP、失業率,参入退出率)のデータを基に世界各国の起業活動の分析を行っている。GEM 2008年の調査においては、日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、オランダなどの先進国は「イノベーション主導型経済」と定義されており、これらの国での起業活動は、革新的であり、イノベーションを生んでいるということが報告されている。本検証にあたっては、これらの諸国の成人人口18~64歳に占める起業への出資者の割合と1人当たりGDPとの関係を確認している。起業活動が大きな経済では、所得の再分配機能が小さく、経済成長率に占めるTEAの変動率が小さくなる。通常、起業活動の原資は、起業家(founder)自身の出資が原資となる。この点は発展途上国、先進諸国同様の傾向が見られる。所得格差(ジニ係数)の高い経済での起業は、景気変動に対して、家計所得の変動大きく、1人当たりGDPに対するTEAの弾力性はジニ係数と正の相関を示すことを確認するものである。家計のリスク資産保有のあり方を考える上では、上位層の世帯主については、高齢者の比率が高い。日本の家計がリスク資産の積み増しに慎重であることは合理的である。投資家保護のために情報開示を拡充し、市場監督を強化することも中長期的な経済成長に寄与するものと考えられる。
  • 「所得格差と起業活動に関する考察-ジニ係数と起業率の回帰分析による検証」 『立教ビジネスデザイン研究』 第8号 P3-24 (2011年11月30日) 馬場晋一 単著
    概要:本研究は、所得格差と資金調達の柔軟性を研究するもので、経済学とりわけ、企業経済学、ファイナンスの学問領域に属するものである。所得格差(ジニ係数)の異なる諸国の金融資本市場におけるリスクの算定(資本コスト)と資金供給(エクイティ)の関係を、諸国の起業率と所得格差の関係から導くことを目的とする。本研究は、新規事業の創造、起業、イノベーションの創出をテーマに、所得格差と資金調達の柔軟性を考察するものである。新規事業の創造と資金調達の問題を研究する本研究の試みは、本研究科の理念に合致しているものと考えている。本研究科においては、所得格差の高い経済ほど、金融資本市場は発達するという構造を、エクイティの調達の柔軟度から説明するものである。GEMでの企業家研究で知られるバイグレイブ(W.Bygrave)教授によれば、アントレプレナーシップ涵養のための中小企業の創業政策は、知人や友人からなる「インフォーマル投資」による初期調達が企業の発生に貢献していることを説明している。インフォーマル投資とは、企業家を支える創業期の投資の最も大きな比重を占める投資であり、「4つのF」、家族(family)、友人(friend)、企業家本人(founder)、リスクを取らない投資家(foolhardy)からなる資金調達を指す。インフォーマル投資の源は家計の貯蓄であり、それが企業家の創業資金となっているということが強調されている。本研究は、創業期の起業活動を支える資金調達となるインフォーマル投資とTEAの水準を、所得格差との関係でとらえている。GEMでは、インフォーマル投資は、企業家の活動と最も密接な関係のある投資として強調されている。インフォーマル投資と企業家の関係を用いて考察することで、開業と1人当たりGDPの関係を結ぶ因果関係を明快にするための理論的なフレームワークを示した。本研究においては、起業活動と経済成長、イノベーションの関係を導くことに努め、アントレプレナー育成の政策と所得格差の是正を政策上、両立しながら、経済成長を実現している諸国の事例を考察した。
  • 「キャリア形成促進のための労働政策 -労働市場における情報の非対称性の生成と改善」 『キャリア開発論集』 第2号 P79-93 (2007年02月01日) 馬場晋一 単著

著書

  • 試験に出る経済学ミクロ ダイヤモンド社 2004年01月30日 馬場晋一 単著
  • 試験に出る経済学マクロ ダイヤモンド社 2004年01月30日 馬場晋一 単著

その他研究活動

  • ミーゼス研究所 (Mises Institute) READ Mises Japan 2015 2015年08月 ~ 2015年08月 米ミーゼス経済研究所での研修 ”Mises university Boot camp 2015” のサティフィケーション後、オーストリア経済学の古典研究のため、日本で3回目となるL.ミーゼスの著書『ヒューマンアクション』の読書会にて講話および解説を行った。オーストリア古典の資本利子理論のフレームワーク、および企業家精神の分析方法を資本利子理論から紹介、オーストリア経済学の現代の計量経済学への接近を試みた。

研究発表

  • 2014年07月19日 ~ 2014年07月19日 日本経営会計学会15回全国大会自由論題 事業機会の認識と組織的モラルハザード ― 起業家精神とregulatory capture のジレンマ - 日本経営会計学会第15回全国大会  自由論題 口頭(一般) 国内会議 経営学
  • 2014年06月03日 ~ 2014年06月03日 日本財務管理学会日本財務管理学会第38回春季全国大会自由論題 企業体の発生とインフォーマリティの役割について 立教大学 口頭(一般) 国際会議 経営学
  • 2013年12月02日 ~ 2013年12月02日 ビジネスクリエーター研究学会第11回全国大会自由論題 アントレプレナーシップの構成要素を探る ― 事業機会の認知と事業失敗への恐怖が起業に与える影響について 立教大学 口頭(一般) 国内会議 経営学
  • 2011年12月10日 ~ 2011年12月10日 経営行動研究学会第82回研究部会 イノベーション創出型起業活動の分析― 2008年〜2010年の先進諸国の起業活動について―  立教大学 口頭(一般) 国内会議 経営学
  • 2011年06月08日 ~ 2011年06月08日 日本財務管理学会第32回春季全国大会 LIBORおよびOISスプレッドの変動と所得格差との関係について 口頭(一般) 国内会議 経営学
  • 2011年03月26日 ~ 2011年03月26日 ビジネスクリエーター研究学会第6回全国大会 起業とイノベーション 創出の比較―GEM2008年のデータ解析を中心として 口頭(一般) 国内会議 経営学
  • 2009年11月15日 ~ 2009年11月15日 ビジネスクリエーター研究学会第3回全国大会 台湾におけるアントレプレナー育成とベンチャーキャピタル事情についての報告と検討―台湾天主教輔仁大学と現地VC法人の事例を中心に― 口頭(一般) 国内会議 経営学

担当授業科目

  • ミクロ経済学入門 2016年04月01日 ~ (継続中) 専任
  • マクロ経済学入門 2016年04月01日 ~ (継続中) 専任

学会・委員会等活動

  • 2013年04月01日 ~ (継続中) ビジネスクリエーター研究学会 幹事