過年度開催分(平成28年度)

平成28年度公開講座

講演テーマ 社会保障と福祉財政~スウェーデンの調査研究をベースに~
講 師 楊 光洙(実践経済学科 教授)
内 容 すでに少子高齢化の現象を経験し、福祉国家としてよく知られているスウェーデンは、どのような理念の下で、どのような社会保障制度で、どのような福祉サービスを提供しているのか、またその財源はどこから調達しているのかなどについて紹介します。このスウェーデンの経験より、日本の少子高齢化と社会保障の問題を考えます。

講演テーマ 韓国農業と緑茶~緑茶を通してみる日韓の違い~
講 師 田村 善弘(実践経済学科 准教授)
内 容 日本では、お茶といえば緑茶であるように、日常的に飲用されています。しかし、韓国では茶=緑茶ではありません。本講座では韓国農業における緑茶の現状をみていきます。特に、産地の動向を示しつつ、日本とは異なる韓国の緑茶を取り巻く環境についてお話しします。

講演テーマ 日米関係~在日米軍を中心に~
講 師 瀬端 孝夫(国際社会学科 教授)
内 容 在日米軍は、日本に70年以上います。日本政府やアメリカ政府は、在日米軍は日本を守っているといっていますが、本当でしょうか。皆さんは、在日米軍が毎日平均10件の犯罪や事故を引き起こしているのをご存知でしょうか。しかも、日本政府はそのような在日米軍に米兵1人当たり、年間1400万円から1600万円のお金を払っています。本講座では、在日米軍の問題点を明らかにします。

講演テーマ ヨーロッパの難民問題と中・東欧~「鉄のカーテン」からシェンゲンへ~
講 師 荻野 晃(国際社会学科 教授)
内 容 近年、中東から西欧へ難民の流入が続いています。経由地の中・東欧では、収容能力を越える難民の入国に不満が高まりました。とりわけ、かつてヒトの移動の自由を保証することで冷戦の終結に重要な役割を果たしたハンガリーは、難民に厳しい態度でのぞみました。EU域内でヒトの移動の自由を謳ったシェンゲン協定は、難民流入で危機的な状況にあります。ヒトの移動とはいかなるものか、冷戦から現在の難民問題まで中・東欧に焦点をあてて考えます。

講演テーマ 統計データでみる長崎県の地域経済~長崎県はどのような地域でしょうか?~
講 師 吉本 諭(公共政策学科 准教授)
内 容 私たちが住んでいる長崎県は一つの地域です。私たちが暮らす長崎県はどのような地域でしょうか?地域経済という視点から、客観的な指標である統計データにもとづき、長崎県の現状と特徴についてお話しします。

講演テーマ 地方創生に関する施策とその要点について
講 師 奥山 忠裕(公共政策学科 准教授)
内 容 現在、全国各地で地方活性化を目指した地方創生関連事業の計画が推進されています。これらの施策の主眼は、各地域の雇用拡大、人口増加にあるとともに、地域独自の施策の提案、それら施策の持続性も求められ、これまでの公共施策とは大きく異なった様相をもっています。本講座では、それら施策の要点を解説するとともに、施策に関する事例を紹介します。

講演テーマ 角の二等分と三等分法~中学生に戻って作図を楽しみましょう~
講 師 永野 哲也(情報セキュリティ学科 教授)
内 容 定規とコンパスを使って角を二等分する方法と更にもう一つ“ある操作”を加えて三等分する方法をお話しします。特に、角の三等分は古代からの数学上の未解決問題の一つでした。本講座では、実際に、定規とコンパスを使って作図してみます。定規とコンパスをご準備ください。

講演テーマ 地域に根づかせたい、共感と癒しの「紙芝居文化」
講 師 柳田 多聞(国際社会学科 准教授)
内 容 紙芝居は、昭和の初めに生まれた日本独自の文化です。戦前・戦中・戦後と、歴史が大きく動く中で、紙芝居に求められる役割も大きく変わっていきました。平成の現代における意義を問い直すとき、紙芝居が持つコミュニケーションの力に注目が集まり、さまざまな方面から大きな期待が寄せられています。大人も子どもも、赤ちゃんからお年寄りまで誰もが、家庭で地域で、紙芝居を観ることや演じることを楽しむ文化へと育てていきましょう。

講演テーマ ヒトゲノムからみた一人ひとり異なる養生の考え方
講 師 四童子 好廣(栄養健康学科 教授)
内 容 アメリカを中心にした国際協力によるヒトゲノム計画が終了して10数年の年月が流れました。その後の研究成果は驚くべきもので、皆さんの生活は、皆さんの体の中に潜むこのヒトゲノムという不思議な実体が牛耳っているのかもしれません。本学に来て15年間、このヒトゲノムと私たち一人ひとりの生活について考え、研究してきました。ヒトゲノムが皆さんの生き方にどのように関与するのか、その一端を、研究結果を交えながらご紹介します。

講演テーマ 食生活を改善するためのアイデア~食行動科学から考える~
講 師 石見 百江(栄養健康学科 講師)
内 容 食や栄養に関する様々な情報が毎日のように発信されています。その一方で「人々の食生活や健康状態が改善した!」という情報はあまり聞こえてきません。栄養に関する知識があるにもかかわらず、より良い行動に結びつかないのはなぜか?行動科学や食行動そして人々をとりまく環境について理解し、行動変容へつながる方法を一緒に考えましょう。

講演テーマ 『下町ロケット』を通して会計に触れる
講 師 竹田 範義(経営学科 教授)
内 容 昨年「下町ロケット」という中小企業(町工場)を舞台にしたテレビドラマが放送され、注目されました。その『下町ロケット』という小説(ドラマ)の中で展開されている事柄のなかから、会計の立場から着目したことについて紹介し、そこでの会計関連項目についてお話しします。

講演テーマ 近くて遠い国フィリピン
講 師 舟橋 豊子(国際経営学科 講師)
内 容 日本から飛行機でたった3時間半のところにある島国フィリピン!地理的に近いにも関わらず、実態は案外、知られていないのではないでしょうか。本講座では、フィリピンの暮らしや経済、歴史などについてご紹介します。そして、フィリピンと対比しながら、日本の現状についても改めて考えます。

講演テーマ 隔離政策のなかで暮らしたハンセン病回復者の語りから学ぶもの
講 師 河口 朝子(看護学科 教授)
内 容 ハンセン病者はらい予防法の基で強制収容を余儀なくされ、地域社会から偏見差別をうけ、かつては遺伝病や伝染病と恐れられました。しかし慢性の感染症であり、らい菌の感染力は極めて弱い。ここでは、ハンセン病回復者が受けた差別、苦悩の語りと差別・偏見を乗り越え生き生き活動されている退所者をご紹介します。彼らの生き方の語りは、現在社会が抱える問題(認知症者への偏見・子どものいじめ)解決に通じるところがあると考えます。

講演テーマ 看護の仕事 これまで、今とこれから
講 師 山澄 直美(看護学科 准教授)
内 容 医療提供のあり方は、「病院、施設から地域・在宅へ」と変化しています。30年前と比べ、看護職が果たしていくべき役割は変化し、今後はさらに変化していくことが予想されます。保健医療の現場で、最も多数を占め、最も皆さんの近くにいる看護職が、今、どのようなことをしているのか、また、その基礎となる看護職の教育がどのように変化しているのかについてお話しします。

講演テーマ 日本経済と長崎県のこれから
講 師 石田 和彦(国際経営学科 教授)
内 容 日銀による異例の「マイナス金利政策」導入に続き、消費税率引上げの再延期、中国をはじめとした世界経済の変調等、日本経済の先行きにはますます不透明感が強まっています。本講座では、日本経済の現状と今後の見通し、その長崎県経済への影響、などについて、経済に関する事実やデータをきちんと踏まえながら、データや数字の見方に関するやさしい解説も加えて、わかりやすく説明します。

講演テーマ 一般相対性理論入門
講 師 宮崎 明人(公共政策学科 教授)
内 容 2016年はEinsteinが彼の重力理論である「一般相対性理論」を発表してから丁度100年に当たります。最も美しい物理学理論と現在でも見なされているこの一般相対論は、それまでの時間・空間概念を根本から覆し宇宙論をも経験科学の範疇に捉えることを可能にしました。本講座では、「運動の相対性」概念の進展から説き起こし、特殊相対論・一般相対論の基礎、曲がった空間、ブラックホール、重力波などについてやさしく解説します。

講演テーマ 健やかに活きるための食事学
講 師 武藤 慶子(栄養健康学科 教授)
内 容 食事は心身の健康を維持増進するために必要なものです。適正な食事の食べ方や食習慣を見直すための講座です。日常の食事・食卓の変化(バランスの取れていない食事、不規則な食事時間、孤食、欠食)のどこに問題があるのでしょうか?自分の健康は自分で守るという考えで、健やかに活きる食事を一緒に考えましょう。

講演テーマ 変貌する中国農村社会
講 師 祁 建民(国際社会学科 教授)
内 容 1980年代から、中国における沿海部と都市部がめざましい経済発展を遂げ、第1次、第2次産業は第3次産業へ移転し、都市化が加速している一方で、内陸部と農村部の停滞が深刻化しています。現在農民の現金収入の大半は、都市への出稼ぎで得られるものです。新たな環境の中で必死に働く農村からの移住者の生活状況は注目されています。中国にとって農村問題は、単なる社会経済問題ではなく、中国の政局の安定と関わっています。また、中国農村社会の変貌が、日本にも様々な影響を及ぼします。

講演テーマ ICTを利用した長崎県観光情報可視化の促進について
講 師 吉村 元秀(情報システム学科 准教授)
内 容 長崎県では、2022年の九州新幹線長崎ルートの開通に向け、地域の魅力をネットワークする広域連携の促進を図っています。約600のしまを有する長崎県の観光情報の広域連携は非常に重要な課題です。本講座では、インターネット上の地理情報システムを用いた長崎県観光情報の可視化を促進するアプリケーション作成の取り組みについて、写真や動画などを交えてわかりやすく説明します。