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研究シーズ集

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組織事故と安全文化に関する研究
研究キーワード
安全文化、組織事故、高信頼性組織、レジリエンス
学部学科
経営学部 経営学科
研究者
四本 雅人 准教授
研究目的
企業がその社会的影響力の大きさから,CSR(企業の社会的責任)や企業倫理が問われるようになって久しい。とりわけ,福島第一原発事故のようなシビアアクシデントの組織事故は,地元地域や社会に対し,深刻な損害を与えることが少なくない。
本研究は,そうした重要インフラ企業を対象に,組織事故を未然に防ぐ安全文化,そして,万が一,組織事故が発生した場合のレジリエンスについて,調査・研究するものである。
研究概要
本研究は,原子力発電所を主たる対象とし,安全文化の構築と崩壊,そして新たな安全文化モデルについて検討するとともに,その安全性を継承するための文化を維持するためにはどうすればいいのかについて,理論および実証の両側面から研究を行っている。
2011年3月の福島第一原子力発電所の事故以来,日本ではこれまでの原子力政策に懐疑的な風潮が高まり,現在に至っても,「原発再稼働」に対して,慎重な意見が数多く出されてきた。だが,その一方で,日本の抱える様々なエネルギー問題から,安倍政権は原子力発電所を重要なベースロード電源として位置づけ,安全性が確認された発電所の再稼働を進めようとしている。このような状況を鑑みると,電力会社各社が現在,進めようとしている原子力安全改革,ならびに原子力安全文化の醸成は喫緊の課題であると同時に,社会的なイシューとして捉える必要がある。
本研究では,安全文化に加え,高信頼性組織化,レジリエンスといった視点からも調査を行っている。
用途・研究効果・実用化のイメージ
安全文化や高信頼性組織化の問題は,原子力発電所だけでなく,鉄道会社や航空会社,医療機関など,さまざまな組織においても求められる要件であると考えられる。そうした組織への調査・研究なども今後,展開していきたい。
関連情報
・科研費基盤研究(C)「重要インフラ企業における安全文化構築に関する研究」(2015-17): 研究代表者
・科研費基盤研究(B)「日本企業の高信頼性組織化:組織的視点からの安全とセキュリティの追求」(2016-19):研究分担者
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