本文へ移動
学生広報スタッフ「教員取材シリーズ」企画 第7弾 三浦佳子 講師
2022-02-01
カテゴリ:お知らせ
 皆さんこんにちは!学生広報スタッフです。今回第7弾となる「教員取材シリーズ」。
 今回は経営学部国際経営学科の三浦佳子講師を取材させていただきました。
 途上国における人材育成支援に長年携わってこられた三浦先生が、私たち学生に伝えたいこととは一体・・・?
1.先生の専門とされている研究内容を教えてください。
 東南アジア諸国連合(ASEAN)における中小企業の経営や、それに対する政府の支援策を主に研究しています。本学では、比較経営論を担当しています。

2.先生の教育理念は何ですか。
 学生が自分の意見を、自分の言葉で表現できる社会人になってもらえるような教育を行うことです。具体的なゼミ活動の中では、自分が興味を持った新聞記事を持参してもらい、他の学生に対してその記事の内容と、記事に対して自分が抱いている意見や感想を説明してもらうという取り組みを続けています。説明する際には、自分の意見を自分の言葉で表現するための練習ができます。また、説明を聞く際には、それまで自分が興味がなかった分野の新聞記事に触れることによって、新しい知識を得るきっかけを掴むこともできると考えています。

3.先生は学生時代どのように過ごされていましたか。
 学生時代はドイツ語学を専攻していました。必修の科目が多く、大変だったことを思い出します。
 サークル活動では、幼いころからテニススクールに通っていたこともあって、硬式テニスサークルの一員として活動したり、ファーストフードショップや学習塾などでアルバイトをしたりして過ごしていました。いたって普通の大学生だったと思います(笑)
4.大学の教員を目指そうと考えたきっかけは何ですか。
 私は大学の教員になる前、途上国の人材育成支援の現場に携わる仕事をしていました。そこで日本人が途上国の人々と関わっていくためには、学ばなければならないことがたくさんあることを痛感しました。そして、国際社会での活躍を志す子ども達を育てたい、自分自身の経験を若い世代に伝えなければならないという思いを強くし、大学の教員を志しました。その後商社で海外とのビジネスに携わったのですが、ますますその思いを募らせる日々でした。

5.先生自身が考える長崎県立大学で学ぶメリットは何ですか。
 教職員と学生の距離が近いことですね。教員はもちろん、職員も学生一人一人のことを見てくれる点です。
 また、企業で活躍されたなど、様々な実務経験の後に本学で教員をされている先生方も多いため、引き出しをたくさん持っていらっしゃる先生から、幅広い観点を踏まえて行われる講義に参加できることは、本学で学ぶ大きなメリットだと思います。

6.学生に求めるものは何ですか。
 学生時代には、専門外のことであってもとにかく何でも学んだり、取り組んだりしてもらいたいです。なぜなら「興味がない」というのは単に「やったことがない」というだけのことかもしれないからです。また、自分自身の言葉で、物事をきちんと説明できるようになってもらいたいと考えます。これは、国際社会で活躍するためにも欠かせないことです。

7.学生への一言メッセージをお願いします。
 学生時代に直面することに無駄なことは一つもないということです。現在学んでいることを「面白くないな」と感じることもあるかもしれません。しかし、今「面白くないこと」が、将来あなたの大きな手助けをしてくれるかもしれません。ですから、どんなことにも前向きに、精一杯学ぶ必要があると思います。ほとんどの講義がオンラインで行われている現在、ともすれば手を抜いて取り組んでしまうこともあるかもしれません。ですが、学びは必ずあなたの力になります。どうか手を抜くことなく、学びを続けていただきたいと思います。
 また、努力さえすれば乗り越えられない壁はなく、そしてその努力を見てくれている人が必ずいます。そのことを、悩みに直面した時に思い出していただけたら嬉しいですね。

 途上国における人材育成事業や、海外とのビジネスの現場で、様々な経験をされてきた先生からの「乗り越えられない壁はない」というメッセージに、取材に携わった私たちも勇気を与えていただきました。この記事を読んでいる学生の皆さんも、目下のコロナ禍で悩んだり、時に苦しい思いをすることがあるかもしれませんが、先生のメッセージを胸に、前を向いて頑張っていきましょう!!

三浦先生、お忙しい中取材に応じていただきありがとうございました!
取材:経営学部国際経営学科4年 鈴木直緒
議事録・記事作成:地域創造学部公共政策学科1年 古谷雪音
撮影:地域創造学部公共政策学科3年 井手敦子


TOPへ戻る