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地域創造学部「基礎演習(ゼミ)」において、金融経済教育を実施しました
2022-01-26
カテゴリ:お知らせ
 2021年11月18日(木)、長崎財務事務所 総務課企画係長 上田良智氏をお招きし、金融経済教育を実施しました。
 今回の講義では、地域創造学部・公共政策学科2ゼミ(綱ゼミ、吉本ゼミ)、実践経済学科1ゼミ(壁谷ゼミ)の計3ゼミ(2年生35人)を中心に、4年生も4名参加しました。

 上田良智氏は、私たちの身の回りの生活における買い物の際の代金支払い(決済)手段として、現金をはじめクレジットカード、電子マネー、モバイル決済等があること、いわば現代の決済手段を取り巻く現状を御説明されました。その中で、近年は現金を使用しない「キャッシュレス決済」が経済・社会の進展と共に伸びていることを、データに基づきお示しになりました(2020年度、29.7%)。

 しかしながら、世界の諸外国と比較すると、韓国94.7%、中国77.3%をはじめ、英国57.0%、アメリカ47.0%など、日本はまだまだ普及しているとは言えない状況であると説明され、キャッシュレスとはそもそも一体どういう仕組みなのか、現代経済を支える決裁手段の基礎知識を丁寧に解説していただきました。

 その講義を踏まえ、参加した学生は5名ずつ7つの班に分かれてグループディスカッションを行い、キャッシュレスのメリット・デメリットは何なのか、意見をまとめ発表しました。

 各班にはアドバイザー役として福岡財務支局の方々(3名)をはじめ、日本政策金融公庫・佐世保支店(支店長ほか1名)、西海みずき信用組合・早岐支店長、司法書士1名が各班に1名ずつ相談役として入っていただき、アドバイスをいただきながら、知識を高めていきました。

 目下のコロナ禍の中ではありましたが、感染症対策を十分に行った上で、実際の業務に携わる方々と社会についての仕組みを教えていただいたり、またご自身の経験を踏まえたお話を聴くことを通じ、学生たちは貴重な体験をすることができました。また、こうした機会を通じ、知識の学習にとどまらず、これからの生活において生かしていくことの大切さや、更に知識を増やすための学びを継続していく必要性を知るきっかけとなりました。
グループディスカッションの様子
グループディスカッションの様子
グループディスカッションの様子
グループディスカッションの様子
発表を行う学生
発表を行う学生
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