地域創造学部 公共政策学科 吉本諭准教授の著書『フードシステムの産業連関分析ー北海道の食産業を考えるー』（農林統計出版、2021年3月発行）が、食農資源経済学会「学術賞」を受賞しました。
　同書は、食産業をみる総合的な枠組みであるフードシステムの視点から、北海道食産業の付加価値創造の構図を解明するため、北海道と都府県との相互依存関係を考慮したフードシステムの産業連関構造を明らかにしたものです。
　今回の受賞は、「なぜ北海道の食産業の付加価値率は低いのか」という問題意識のもと、主として産業連関分析によって、具体的かつ定量的にこの問いに接近するとともに、産業振興と地域振興の両面における北海道食産業の重要性を結論づけたうえで、北海道食産業の方向性を展望する有意義な提言を行っている点などが評価されたことによるものです。
　吉本先生、この度の受賞おめでとうございます。