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NHK長崎放送局の木花牧雄アナウンサーに講義を行っていただきました。
2021-06-30
カテゴリ:お知らせ
「海外事情講座」  テーマ : 『魅力的なプレゼンテーションの方法やマスコミの現状について』
 6月25日(金)に「海外事情講座」において、NHK長崎放送局 木花牧雄アナウンサーにお越しいただき、講義を行っていただきました。
 「海外事情講座」は国際経営学科の必須科目ですが、3年次の夏休みに実施される「海外ビジネス研修」に向けての国内での事前研修として位置付けられています。この講座では、国内外で活躍している様々な分野の方々に、グローバル人材育成のための講義をお願いしています。
 木花アナウンサーは現在、「イブニング長崎(NHK長崎放送局)」でスタジオキャスターを務めるとともに、取材先からの中継なども行っていらっしゃいます。
 今回の講義では、「伝える」という事がいかに難しく、大切であるかという事をご自身の体験をもとに、過去に報道された中継映像などを交えながら、判りやすく説明してくださいました。
 「コミュニケーション」と言っても様々な種類があり、
 ①    LINEのような頻繁なやり取りができるもの
 ②    TVやラジオのようなほぼ一方的な、しかも時間制限のあるもの
 ③    本や広告のような完全に一方的なもの
に分けられますが、就職の際や社会人におけるプレゼンテーションなどは②のように時間制限がある中で一方的に説明する場合が多いため、相手にいかに分かりやすく説明できるかが重要になること。
 また、具体的な方法として、「一文を短くする」「適切な『間』を置くことで聞き手に理解する時間を与える」「(資料など)目で追える時間を作る」「誰に対して話すのかターゲットを絞る」などを挙げられました。
 さらに、原稿の作り方として、「しっかり作りこんだ後に一度忘れる(独りよがりの内容になっていないか)」「スピーチだけなら音声だけできちんと伝わっているのか」「プレゼンならば画と映像だけで伝わっているか」など、具体的に説明いただきました。
 そして、話の結論として、『鳥(マクロ)の視点と虫(ミクロ)の視点』の使い分けができるようにすることが大切であり、正しい答えは分からないけれど、自分自身で色々と試行錯誤をしながら自分の答えを見つけ出すことが大切であると呼びかけられました。
 最後に、中継スタイルや取材・番組作成の方法も時代とともに変化しているという事について説明され、普段、私たちが聞き流しているような短いテレビ中継でも番組の作り手が様々な工夫をして視聴者に、より分かりやすい放送を目指しているという事を解説してくださいました。
 受講した約50名の学生は、現役アナウンサー御自身の貴重な体験を交えながらの講義にすっかり魅了されていました。



NHK長崎放送局の木花アナウンサー
NHK長崎放送局の木花アナウンサー
真剣に聞き入る学生達
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