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全学教育科目「現代社会の課題」で西日本鉄道株式会社 まちづくり・交通・観光推進部 吉中美保子氏が登壇
2024-11-21
カテゴリ:お知らせ
11月15日(金)「現代社会の課題」(人口減少や高齢化が進展していくなかで、地域コミュニティやくらしに関する諸問題、日本の構造変化など、現代社会が直面する課題を厳選して学修する科目)で、西日本鉄道 事業創造本部事業開発部課長 吉中美保子氏を講師にお招きし、ご講話いただきました。
 
今回は、「鉄道会社と沿線地域活性化」というテーマで、民間鉄道会社のまちづくりモデルについて解説いただき、西日本鉄道株式会社が地域活性化の取り組みとして行っている事業についてお話しいただきました。
 
各国の鉄道の整備やその運営の主体はどのようになっているかの現状を挙げたうえで、日本と各国の事業モデルの違いを比較し、その実態について解説いただきました。
また、日本の公共交通機関が現在抱えている課題として、特にバス運転手の人手不足が深刻化していることを挙げられました。給料や労働時間の問題等により、なり手が減少して高齢化が進んでいること、待遇の改善等と含めいかに運転手を確保するか考えていくことの必要性をお話しされました。
 
都心部(福岡県の天神など)の開発や沿線まちづくりなど、実際に行っている事業の活動を聞くことで、地域活性化の取り組みについて、学生たちは理解を深めていました。
また、福岡県の天神で行った事業の内容から、公共に全てを任せるのではなく、「自分達のまちは自分達の手で」行うエリアマネジメント(地域における良好な環境や地域の価値を維持・向上させるための、住民・事業主・地権者等による主体的な取組)の重要性を、学生たちは認識することができました。
 
ご講話の最後には、学生による質疑応答をしていただきました。
この講義を通して、ローカルが抱える問題として少子高齢化や人材不足が挙げられる中、次世代に繋げる形で、自分たちでできることを続けていくことの大切さを学生たちは実感していました。
様々な状況の中で発生する現代の課題について、何が正解となるかは分からない中で一生懸命考え、地域活性化のための活動に取り組んでいくことの大切さを学ぶ貴重な機会となりました。
講義の様子
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