大学院 地域創生研究科 看護学実践コース 修士論文の成果が国際学術雑誌に掲載
2024-09-17
カテゴリ:お知らせ
本学大学院地域創生研究科 看護学実践コース修士2年生・平田真子さん(指導教員:看護学科 大塚一徳教授)の修士論文の研究成果の一部が国際学術誌 Public Health Nursingに掲載されました。
論文タイトル:Public health nurses leaving remote islands: An investigation into the turnover rate of remote island PHNs in Japan.
著 者:Hirata, M., & Otsuka, K.
掲載誌:Public Health Nursing 2024, 41(5), 1220-1223
論文タイトル:Public health nurses leaving remote islands: An investigation into the turnover rate of remote island PHNs in Japan.
著 者:Hirata, M., & Otsuka, K.
掲載誌:Public Health Nursing 2024, 41(5), 1220-1223
https://doi.org/10.1111/phn.13378
URL:https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/phn.13378
本土よりも早く進む人口減少や少子高齢化から様々な課題を抱える離島において、課題解決のためにプライマリヘルスケアの担い手として重要な役割をもつのが保健師です。一方で、へき地における看護職の人材不足は世界中の課題となっています。日本の離島においても看護人材不足の問題の大きさを直視する必要がありますが、日本全国の離島に常駐する保健師の数や離職の実態は明確に示されていませんでした。
本研究では、人口5千人未満の小規模町村離島に注目し、離島に常駐する保健師数や退職者数などを調査しました。保健師が常駐していた離島の約9割は、橋などで本土と繋がっていない独立町村離島自治体に所属しており、その離職率は本土の同規模人口自治体よりも約2倍高い結果を示しました。
保健師によるプライマリヘルスケアを十分に機能させ島民の生活の質を維持するためにも、保健師の離職を予防することが課題といえます。
URL:https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/phn.13378
本土よりも早く進む人口減少や少子高齢化から様々な課題を抱える離島において、課題解決のためにプライマリヘルスケアの担い手として重要な役割をもつのが保健師です。一方で、へき地における看護職の人材不足は世界中の課題となっています。日本の離島においても看護人材不足の問題の大きさを直視する必要がありますが、日本全国の離島に常駐する保健師の数や離職の実態は明確に示されていませんでした。
本研究では、人口5千人未満の小規模町村離島に注目し、離島に常駐する保健師数や退職者数などを調査しました。保健師が常駐していた離島の約9割は、橋などで本土と繋がっていない独立町村離島自治体に所属しており、その離職率は本土の同規模人口自治体よりも約2倍高い結果を示しました。
保健師によるプライマリヘルスケアを十分に機能させ島民の生活の質を維持するためにも、保健師の離職を予防することが課題といえます。