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第61回化学関連支部合同九州大会において本学学生が「優秀発表賞」を受賞!
2024-07-03
カテゴリ:お知らせ
 (栄養健康学科からの投稿)
 
 2024年6月29日(土)に開催された第61回化学関連支部合同九州大会(公益社団法人日本農芸化学会西日本支部)において、本学栄養健康学科4年 岩崎栞里さん(指導教員:栄養健康学科 城内文吾准教授)が「優秀発表賞」を受賞しました。 
※公益社団法人日本農芸化学会西日本支部では、支部に在籍する学生会員を対象に優秀な発表を行った若手を応援するために表彰を行っています。 
 
 発表の概要は以下の通りです。本学大学院へ進学予定の岩崎さんの今後の活躍にも注目です。 
 
発表演題:ホスファチジルイノシトールの肝臓脂質蓄積抑制作用ー構成塩基との比較ー 発表者:○岩崎栞里、城内文吾 
発表概要:グリセロリン脂質は細胞膜を構成する脂質であり、私たちは総脂質あたりで3-8%程度摂取しています。このグリセロリン脂質には有益な生理作用が多数報告されています。我々は、グリセロリン脂質クラスの一つであるホスファチジルイノシトール(PI)の脂質代謝改善作用を見出していますが(Shirouchi B, et al. J Agric Food Chem. 56, 2375-2379, 2008; J Oleo Sci. 58, 111-115, 2009)、この作用発現においてPIとして摂取することが重要であるのか、構成塩基であるmyo-イノシトール(INO)での摂取で充分なのかは明確になっていないことから、栄養健康学科 栄養化学研究室ではイノシトールの摂取形態の違い(PIとINO)と生理機能との関係性について研究を展開しています。
 岩崎さんは先日の学会にて、PIとINOのコレステロール低下作用の発現機構が一部異なることを報告し、優秀発表賞を受賞しました。 
 
 なお、本研究は公益財団法人エリザベス・アーノルド富士財団の研究助成を受けて行われています。
 
公益社団法人日本農芸化学会西日本支部
 
 
栄養健康学科 栄養化学研究室( SHIROUCHI LAB ) 
 
 
優秀発表賞の授賞式にて(前列左から3番目:岩崎さん)
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