2023年6月13日（火）経営学部　国際経営学科岩重ゼミ、矢野ゼミ、新川ゼミ、大澤ゼミ、山本ゼミの学生を中心として、総勢約30名で中興化成工業株式会社松浦工場に企業訪問を行い、工場見学や社員の方々との意見交換会を実施しました。

　当日は本学学生より、まず初めに、この訪問を受け入れてくださったことに対し、感謝の意を込めて挨拶を申し上げ、続いて、社員の方より中興化成工業株式会社について知るご講話をいただきました。会社概要についての知識を深めたうえで、工場見学をしました。工場では松浦工場の主な製造製品であるファブリックや粘着テープなど、普段目にすることができないモノづくりの過程や作業場を見学することができました。

　その中でも特に印象に残ったことは、フッ素樹脂素材が製品として様々な分野で活用されている現状に触れたことでした。例えば、２００８年の北京オリンピックにおけるメインスタジアム「鳥の巣」には、同社が生産した膜材が使用されていると伺い、大変感動しました。また、私たちの大学からも程近く、馴染みがある佐世保市　四ヶ町商店街の屋根部分にも同社製品が使用されていることを初めて知ったことは新たな発見でした。

　世界的にも注目されたイベントから、身近な町の一部でも幅広く製品が活用されている同社のグローカルな展開を目の当たりにし、現代企業のあるべきスタンスについて改めて考えるきっかけとなりました。

　今回の訪問では、日本のモノづくりの現場を直接拝見させていただいただけではなく、私達学生は、まだまだ自分たちの知っている世界の狭さを実感するとともに、改めて広い視野を持ちながら大学生活を過ごしていきたいと思いました。最後には質疑応答のお時間をいただいた後、本学学生より改めて感謝の言葉と今回の見学での感想を述べさせていただきました。

　この度は、貴重な機会をいただきました中興化成工業株式会社の関係者の皆様へ心より深く感謝いたします。