実践経済学科の「ビジネス経済の実践」（2単位・全15回・2年次必修科目）は、2023年4月から長崎県未来人材課の提供講座として開講しています。
　同講義の第5回（2023年4月21日）では、SCSKニアショアシステムズ株式会社から東田将樹氏（管理部人事課・課長）、那須敏幸氏（長崎開発部・部長）、宮田貴仁氏（長崎開発部・副部長）をお招きして、ITシステム業界の業界分析と同社の自社分析について、ご講話いただきました。
　SCSKニアショアシステムズ株式会社の長崎開発部では、2022年度より新卒採用を開始しました。長崎県立大学から2022年度（2023年3月）卒業生3人が入社しています。

　たとえば、ATMで現金を出す、インターネットで買い物する、講義情報をスマートフォンで確認するなど、私たちの暮らしは高度なITシステムに支えられています。そして、自動車のオート運転やリアルタイム自動音声翻訳など、新たな未来を生むのもITです。
　IT業界は、①情報サービス、②ソフトウェア、③ハードウェア、④通信・ネットワーク、⑤web・ネット関連に分けることができます。SCSK株式会社（情報サービス業・ソフトウェア業）は、住友商事グループの1つで、システムインテグレーターです。システムインテグレーターとは、ITシステムの提供から構築、運用に至るサービスでお客様の課題解決とビジネスの価値創造をサポートすることです。
　SCSKニアショアシステムズ株式会社（情報サービス業）は、SCSKグループの1つとして、国内地方拠点で高品質なシステム開発サービスを展開しています。

【企業情報】
　SCSK株式会社（東京都）は、1969年設立。同社の従業員数は、14,938人。同社は、東証プライムに上場していて、売上高4,141億円。
　SCSKニアショアシステムズ株式会社（東京都）は、2001年設立。同社の従業員数は、497人。九州地方のなかで、同社は、長崎市、大分市、宮崎市、熊本市、鹿児島市に開発センターをもつ。

　SCSKニアショアシステムズ株式会社長崎開発センター（長崎市西坂町）は、2022年7月に開設しました。新設開発センターとして、開設時最大となる90座席を備えています。同センターの勤務者数は、31人です（2023年4月1日現在）。同センターでは、車載システムやパッケージソフトを利用したシステムの開発と保守を行っています。長崎開発センターを含め、SCSKニアショアシステムズでは、働きやすい職場とワークライフバランスの実現を目指しています。

「私は、働きやすさや暮らしやすさを理由に大都市で働こうと考えていました。しかし、講話を聞くうちに、地元の長崎県で暮らしながら、革新的でわくわくできるSCSKニアショアシステムズ株式会社長崎開発センターで働きたいと思いました」（実践経済学科2年男子）。
「文系大学生でも熱意ややる気があれば、文系理系関係なくSCSKニアショアシステムズ株式会社で働くことができると聞き、私も挑戦したいです」（実践経済学科2年男子）。