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学生が佐世保市立木風小学校でボランティア活動を行いました!!
2023-01-31
カテゴリ:お知らせ
 本学では実践的学びを標榜し、日々多くの学生が社会を舞台に様々な活動を自発的に展開しています。そうした中、佐世保市立木風小学校において、本学学生が英語を活用したボランティア活動に取り組みました。本日は、その活動に従事した4名の学生にお話を伺いました!!

今回のボランティアに従事したメンバーを教えてください。

 今回の取組は、国際経営学科 岩重聡美教授のゼミのメンバーで行いました。4年生の柿本 理緒奈を中心に、3年の石山 綾乃、古川 伶奈、森尻 礼貴の計4名で取り組みました。
柿本 理緒奈さん
石山 綾乃さん
古川 伶奈さん
森尻 礼貴さん
この度のボランティアの内容、具体的に教えてください!
 佐世保市立木風小学校様では、放課後に外部の様々な方をお招きして、主に低学年の生徒さん向けに様々な学びの機会を提供する「放課後子ども教室」を実施されています。その中で、今回私たちは、小学校の皆さんに「英語に楽しく、親しんでもらう」ことに主眼を置いた英語教室をみんなで担当しました。
 10月、12月、1月の計3回に渡り、時にゲームを織り交ぜたり、クリスマス前にはオーナメントづくりのワークショップを開催したり、英語を楽しく学んでもらえるよう、みんなでアイデアを出しながら取り組んできました。

 今回のボランティアに至る経緯としては、木風小学校の校長先生と私たちのゼミナールの先生であり本学の副学長の岩重先生と、同じく本学の副学長の橋本先生が、以前からご交流があられました。そうした経緯から、昨年度よりこうしたボランティア活動を進めて来ていました。
 昨年度の実施の際も、参加した小学生の皆さんからの評判がよかったとお伺いしており、今年度も更によいプログラムが提供できるよう、試行錯誤を繰り返しながら頑張りました!!

小学生のみなさんに、どのような英語クラスを行ったのですか?
 まず、英語へのハードルを下げることを主眼に、簡単な自己紹介のフレーズをみんなで練習したりしました。小学生の皆さんすぐに私たちに打ち解けてくれて、そのパワーや元気さに私たちもテンションが上がったことを覚えています(笑)
 福笑いやアルファベットのパネルを組み合わせスペリングをするといったゲームも途中で行うのですが、そのゲームを進めるプロセスで英語を使うんです。みなさんが盛り上がって参加してくれたので、あっというまに打ち解けていけたのは本当に嬉しかったですね!私たちが小学生の皆さんから元気を頂くような気分でした。

皆さんの手ごたえや教室の雰囲気、凄く伝わってきます!そうした教室を進めるにあたり、きっと準備や工夫を事前に進めてきたと思うのですが。
 まず楽しんでほしい。その気持ちがあったので、パネルにイラストを入れてみたり、先にお話ししたゲームを盛り込むなど、小学生のみなさんに興味を持ってもらえるよう、みんなで工夫してきました。
小学生を前に講義する学生
工夫した資料
学生たちとのゲームの様子
プロジェクトにおいて先生方からはどのようなアドバイスやご指導がありましたか。
 今回のプロジェクトのきっかけは先生方からのお話でしたが、具体的な取組は私たちに委ねられていました。自分たちで考え、主体的に動くこと。そして、お世話になる校長先生や関係者の皆様へのご挨拶をすることを忘れないように、というご指導の元、取り組んできました。

なるほど。皆さんの主体的な取組であることがよくわかりました。さて、普段英語を「学ぶ」側の皆さんが、今回は「教える」側になったわけですが、さまざまな苦労もあったのではないでしょうか。
 一番苦労したのは「難易度」の設定でした。先にお伝えした「英語のハードルを下げる」ということを主眼にし、具体的なコンテンツを考えてきたのですが、そのコンテンツを事前に木風小学校様のコーディネーター様にお話したところ、難しすぎるといった意見をいただき、内容を見直したこともありました。
 参加者全員が楽しく、しかも英語の学びとして意義のあるコンテンツを作っていくことは難しかったですね。

本学国際経営学科では、卒業にTOEICスコア730点を課しており、そのための学びのプログラムがあります。皆さんはその中で学んできたわけですが、今回の英語教室でどのように実践的な学びが活きましたか。
 大学での英語の学びは、単に講義を「受ける」だけではなく、ネイティブの先生方を前に自分の考えをプレゼンしたり、学んだ英語を活用しコミュニケーションをするなど、学びの成果を「アウトプット」する実践的機会が多々あったんです。
 そのため、今回の教室で必要な「伝える」ことを通じて、小学生の皆さんに「教える」ために必要なスキルの基礎は自然と身についていたと感じています。学んだ知識や経験が、気づかないうちに「自信」につながっていたと思うんです。
 もちろん、小学生の皆さんの前に初めて立った時は緊張しました・・・。しかし、次第に慣れて、いつしか一緒に楽しんでいた自分に気づきました。
 大学での実践的学びを活用し、自分自身の成長も実感する瞬間だったと思います!!

皆さんの手ごたえ、すごく伝わります。実際に英語教室を通じて印象的だったことを聞かせてください!
 実は、今回の教室の最後で、私たちとの別れを惜しんだ小学生のおひとりが涙を流してくださったんです。試行錯誤のなか、私たちなりに精一杯頑張ってきた取組ではあったのですが、それが心に届いていたって感じたときに、胸が熱くなりました。

小学校の皆さんとの交流の盛り上がりや、皆さんの想いや熱意が伝わった事を伝えるエピソードだと思います。今回の取組を通じて、今後に生かしていきたいことを教えてください。
 今回の取組で、人に喜んでもらえる、誰かの役に立つことの嬉しさを改めて肌で感じることが出来ました。これは、将来の自分のあり方を考える上ですごく大きな財産です。また、自分で考える事、主体的に動き、取り組むことの大切さを改めて痛感しました。
 また、今回の取組では様々な方と調整をすることがありました。木風小学校の校長先生及び保護者の方々との活動日のスケジューリングや内容の打ち合わせなど、円滑に進めるための調整を行う場面が多くありました。今回のボランティアに携わっている全ての皆様に、感謝の気持ちと礼儀を忘れないことを常にメンバー一同心がけて取り組んだつもりです。
 礼儀を尽くし、相手側の立場になり、それを尊重しながら物事を進めることの重要さ。今回の実践的な学びを通じ、貴重な体験ができたと感じています!
最後に、今回の英語教室を通じた感想をお聞かせください。
 木風小学校の皆さんは、これから英語の学びを深めていかれると思います。私たちメンバーも、英語に最初に親しんだ時の想い出がそれぞれにあります。今回の私たちの教室が、皆さんが英語に楽しく触れ合っていける最初のきっかけになれば本当に嬉しいですね!!

 今回の取組を通じ、本学の実践的学びをベースに活躍する学生の姿を垣間見ることが出来ました。この取組が今後も更なる英語の学びのきっかけづくりとなることを期待しています!
 本学では、学生が主体的に考え、学び様々な活動に取り組んでいます。今後も、本HPを通じ、本学学生の「今」をお伝えしていきます!
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