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学生広報スタッフ『新任教員取材シリーズ』企画  森内 泰 講師
2022-08-10
カテゴリ:お知らせ
皆さんこんにちは!学生広報スタッフです。今回は国際経営学科の新進気鋭の森内 泰先生に取材をさせていただきました!
取材に応じる森内先生
1、森内先生の専門分野は何ですか
 専門は企業の組織行動です。その中でも企業の海外進出にかかわる国際経営論や、企業が新たな取り組みを行うイノベーションを中心に研究をしています。企業・パブリックセクターでも企業の国際化やイノベーションに関わってきましたので、研究と実務をうまく連携させることに強い興味を持っています。

2、森内先生の教育理念は何ですか
 理論を実践に活かすことです。
 大学卒業後パブリックセクターで8年、企業で5年、仕事をしながら大学院での研究6年、それぞれのフィールドで実務と研究に携わってきました。「産学官」を幅広く経験した中で、それぞれをいかに有機的につなぐかが重要だと感じています。
 大学は研究として確立された理論を中心に学ぶ場ですが、学んだ理論を実務につなげる方法・実践についても学んでもらえる、感じてもらえるようにすることを教育理念としています。
森内先生を取材する学生広報スタッフ
3、森内先生は学生時代は何をやっていましたか?
 学部の学生時代は、演劇サークルに所属し演劇に没頭していました。人前で話す訓練のために入った演劇の世界ですが、そのかいもあって人前でも緊張しなくなりました。また公演を行うには学外の劇場を借り、衣装や大道具・小道具の準備が必要で、150万円程度の費用がかかります。この費用をいかに集めるか、組織をどうやって運営していくかなどを考えざるを得なかったのですが、今思えば、演劇を通じ経営の初歩を学ぶ機会を得ていたのかもしれません。

4、森内先生が大学教員を目指そうと思ったきっかけは何ですか?
 専門分野を多くの人と共有できることと、自分の関心分野に集中できることに魅力を感じたからです。
 学生だけでなく研究者や企業など、様々な人に対して自分の専門分野を伝えることは大学教員の重要な仕事の一つです。伝えた内容に学びや共感が得られれば、そこに関わった人たちにより良い選択肢を生み出す機会を提供できる、と考えています。
 また、会社員として企業や行政機関に勤めていると、辞令に従って時には自分の興味外の分野に忙殺されることもあります。これに対して、大学教員である研究者は専門分野の研究に注力できることが魅力的だと思います。

5、赴任されて1か月近く経ちますが、森内先生が考える長崎県立大学で学ぶメリットは?
 研究者として長年研究された先生、現業で実務を担ってきた先生、研究と実務を担ってきた先生とバックグラウンドが異なる先生方が在席している点が非常に大きなメリットと感じています。学生は理論・実務の双方から学ぶことができ、学問分野の理解のみならず、実務としてどう生かすかにも触れられる点は大きなメリットではないでしょうか。
教育への想いを語る森内先生
6、森内先生が学生に求めるものは何ですか
 積極性です。授業でもサークルやアルバイトでも積極的に活動することで、学びの量が受動的な行動に比べて圧倒的に多いです。限られた時間の中で、自分の興味があること・分野に積極的に関わり、自ら学ぶ機会を見つけてほしいと思います。

7、学生に一言メッセージをお願いします
 人生は短いんだ、テンションの上がらねえことにパワー使ってる場合じゃねぇ(参考文献 宇宙兄弟 11巻 (2012) 講談社)

8、森内先生が考える学生だからこそできることや学生の内にやっておいた方がいいことはなんですか
 たくさん経験し、たくさん失敗してください。授業や課外活動など積極的に取り組むと、その分失敗をする機会も増えます。これらの失敗のほとんどは取り返しがつき、それ以上に学びの多い失敗です。どうしたら失敗しなかったか、どうすれば成功できたかを振り返ることで、次につながっていきます。社会人になり仕事で失敗をしてしまうと、ボーナスや今後の評価に響きやすいです。であれば、今のうちにたくさん失敗してみませんか。

 森内先生は取材の中で、とにかく成功体験や失敗体験を多く積むことがとても大事であると何度もおっしゃっていました。森内先生ご自身も若い頃多くの経験を積み続けてきたことが、今の自分を形作ってきたと語ってくださいました。“失敗を恐れずに挑戦する。”ありきたりなフレーズですが、取材を通じて感じたことは、今までの自分はどう過ごしてきただろうか?そう思わされるお話ばかりで、自らを振り返るきっかけにもなりました。森内先生!お忙しい中で貴重なお話を、本当にありがとうございました!

取材:地域創造学部  公共政策学科  3年 古賀香雪
議事録:地域創造学部 実践経済学科 1年 嵩下詞音
撮影:地域創造学部 実践経済学科 1年 梶原漱己
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