2022年6月28日（火）、本学シーボルト校を主会場、佐世保校をオンライン会場として中華人民共和国駐長崎総領事による特別講演会を開催しました。

　本特別講演会は、2021年9月から中華人民共和国駐長崎総領事館の第11代目総領事として着任されている張 大興 総領事に中国語でご講演いただき、馬 寧 領事 アタッシェ により同時通訳を行っていただきました。

　本学学生や県内の高校生に向け、中国の経済や社会情勢、中国を取り巻く環境などについて直接総領事よりお話いただくことで、より中国を親しく感じ、深く知り、今後中国に関心を持つきっかけとなることを願っての開催となりました。

　「新時代の中国と中日交流」をテーマに、近年、中国では経済力の高まりや急速なインフラ充実により人々の生活が大きく改善されたこと、世界平和と発展へ貢献していること、ビジネスを開拓する大きなマーケットであることなどを踏まえ、中国の発展が世界に新たな安定やチャンスをもたらすことなどをご講演いただきました。また、今年は中日国交正常化50周年を迎え、今後も両国のつながりをより強めることや若い人々への期待なども述べられました。

　参加した学生や高校生からは、現在の中国の状況をリアルに聞くことができたいへん勉強になった、これからは私たちも架け橋になれるよう頑張りたい、などの声が聞かれました。

　最後に張総領事へ、国際社会学部で中国語を専攻している４年生の牛さんが感想とお礼を中国語で述べ、花束贈呈を行いました。

　

　講演会の後は、張総領事および馬領事アタッシェと本学国際社会学部で中国語を専攻している学生との交流もあり、中国語専攻の学生にとってはまたとない機会となりました。

　本学では、全学部で「グローカル」（グローバルな視野をもち、かつ地域課題に主体的に取り組み解決できること）な視点を持つ学生の育成を推進しており、聴講した学生にとっても世界と地域をリアルに考える良い機会となりました。