5月24日（火）に、本法人、五島市、長崎県五島振興局が、地方創生に係る貢献としてサポートしている五島日本語学校*（長崎県五島市）の入学式が開催され、本法人から稲永忍理事長が参列しました。
　今回の入学式では、2期生と3期生の学生、総数62名が入学しました。
　一昨年からの新型コロナ感染症の影響を受け、生徒の皆さんは日本に来ることができませんでしたが、今回の入国規制緩和を受けて、ようやく五島市で日本語を学ぶことができるようになりました。
　入学式では、在福岡ベトナム社会主義共和国の総領事である生涯大使のブー・ビン総領事によるお祝いのメッセージが披露されました。また、この学校の出身者で（1期生）本学へ進学した学生4名が揃って温かいビデオメッセージを届けました。
　入学生たちは、スーツを着て参加した生徒もいれば、それぞれの民族服に身を包み参加した生徒もいて、緊張しながらもその笑顔はとても明るく、希望に満ちている様子でした。
　入学生を代表しての挨拶では、立派な日本語で堂々と「日本で日本語を学び、今後の自分のキャリアアップを目指したい」と述べていました。
　また、入学式後、大学進学を目指す生徒たちへ、本学の教職員から、大学で学ぶための心構えや事前準備に必要な内容、さらには、必要とする要件などについて約2時間詳しく話をしました。入学生たちは、日本の大学についてよく調べており、自分たちの進路について多くの質問などが出たほどです。
　五島日本語学校の生徒のみなさん、学校で学ぶ時間はとても貴重です。悔いのないようにしっかりと過ごしてください。

* 五島日本語学校

五島日本語学校は、五島市、長崎県五島振興局、学校法人九州総合学院、長崎県公立大学法人の４者間における緊密な連携体制によって構築された公私協力によるベトナム人を対象とした日本語学校。