運動したいという感情はどこからくるのか?
看護栄養学部 栄養健康学科 准教授
飛奈 卓郎 (トビナ タクロウ)
#運動生理学
Q.01
研究テーマとその内容、具体的な取り組みについて教えてください。
A.
日常的な運動が健康づくりに有効であることはよく知られていますが、運動習慣がある人の割合は、なかなか増えません。その一方で、市民ランナーのように自発的に運動を続けている人もいます。この違いはどこにあるのでしょうか?
私の研究では、ランナーズ・ハイが起こるメカニズムの解明や、発現する運動の条件を、血液中の物質や感情の変化から調査していきます。
Q.02
研究内容が身近な社会とどのように関わり、影響を及ぼすのか教えてください。
A.
世界中で運動不足解消のための研究や取り組みがされています。本学科で栄養学を学んで管理栄養士になった人たちの中には、食事指導と合わせて運動の指導を行う人もいます。運動が習慣化しやすくなる方法を提案できれば、指導を受ける人と指導をする人の両方の役に立ちます。
食と運動のバランスを考えて美味しい物を適度に食べる、運動でエネルギーを消費して筋肉と心臓・血管も鍛えるという、健康的な健康づくりの支援に貢献したいと考えています。