身の周りの音や音楽が人の心理に与える影響
情報システム学部 情報システム学科 講師
藤沢 望 (フジサワ ノゾム)
#音響心理学
Q.01
研究テーマとその内容、具体的な取り組みについて教えてください。
A.
私たちの周囲には多くの音や音楽が存在し、人の心理や行動にさまざまな影響を与えます。朝なんとなく点けたテレビの音、街中で流れるBGM、子どもたちの遊ぶ元気な声…、心を癒したり、元気になれる音もあれば、不快に感じる音もあります。
さまざまな場面で見られる「人の心理・行動と音の関係」を実験的手法によって明らかにし、人にとっての音の意味、音の役割を研究しています。
Q.02
研究内容が身近な社会とどのように関わり、影響を及ぼすのか教えてください。
A.
私の研究分野は、基礎研究の範疇に含まれるものであり、直接的・具体的に何かの役に立つというものではありません。しかし、AI技術が急速に発展してきた現在でも、人間の心理や認知のしくみはまだまだ明らかになっていません。
「真理の探究」、「基本原理の解明」を目指して、ほんの少しずつでも「新たな知」を発見・創出し、蓄積していくことが基礎研究の役割だと考えています。