ASEAN中小企業の国際化~後発国としての特性の検証
経営学部 国際経営学科 准教授
三浦 佳子 (ミウラ ヨシコ)
#中小企業論 #異文化経営論 #東南アジア開発論
Q.01
研究テーマとその内容、具体的な取り組みについて教えてください。
A.
これまで企業の国際化は、欧米や日本など先進国の大手多国籍企業を中心に研究されてきました。しかし、中小企業の中にも先進国だけでなく、途上国からも国際的な企業が現れるようになりました。そこで、タイやインドネシアなどASEANの現地中小企業へのヒアリング調査を通じて、途上国における国際化理論の再検証を行っています。
また、国際化と企業の成長との関係性についても研究しています。
Q.02
研究内容が身近な社会とどのように関わり、影響を及ぼすのか教えてください。
A.
輸出や工場の海外進出を含めて国際化は規模を問わず企業にとって大きな経営決断となります。経営者それぞれの考えや戦略があっての国際化ですが、私の事例研究がその戦略を立案する上で参考にしてもらえるのではないでしょうか。また、国際化に取り組むきっかけになればと思います。
企業の国際的な動きに興味のある学生にとって、日本以外の企業の国際化を知ることは、視野が広がることにつながります。将来、接点ができる国となるかもしれません。