「行政の実務と実践」の講義で”SIMULATION いさはや”を実施しました
2023-11-08
カテゴリ:お知らせ
10月30日(月)「行政の実務と実践」(月曜日、3,4時限開講)の講義で、諫早市、平戸市それぞれの職員の方を講師にお招きし、”SIMULATION いさはや”(講義でのグループワーク)を実施しました。
この”SIM ULATION いさはや”は、架空の都市【うない市】の市役所の福祉部長 、農林部長、 商工部長 、建設部長 、企画部長、総務部長になりきり、今後の市の運営について協議し、合意形成に至る前の過程をシミュレーションで体感していくグループワークです。
グループワークにおける議論の主なテーマとして、前半が社会保障経費や公共施設の老朽問題、後半が企業誘致と道の駅をフィーチャー。学生たちはこれらの政策を”実施していくか?””実施しないか?”をグループで協議しました。政策の推進にはそのニーズだけでなく、「市の財政」というシビアな側面についても考慮する必要があります。政策を実施した場合の財政的経費をいかに捻出するかは議論の大きなテーマです。
公共施設の設置の是非は!?道の駅をどうするか!?といったテーマを議論・検討したあと、現実の自治体運営と同様に市議会の承認をうけることとなります。ここでは、講師の先生が議員役となりそれぞれのグループが下した政策判断について、時にシビアな質問も出されました。回答に窮したときは、そこで出された質問趣旨やアドバイスを基に、各グループそれぞれに政策判断の微調整を行いました。
参加した学生からは、「今の時代に公務員に求められていることの大変さを知ることができて良かった。」や「どの政策を廃止するかは、一概に正解はなく、様々な事情を鑑みて判断しなくてはならない」といった声も聴かれ、最初に地域の将来ビジョンを考えていくことの重要性や、政策判断においてコミュニケーションの大切を改めて学ぶ機会となりました。