本文へ移動

学生広報スタッフ

News & Topics

学生広報スタッフ『教員取材シリーズ』企画 第4弾
2021-07-28
 皆さん、こんにちは!学生広報スタッフです。この「教員取材シリーズ」も第4弾となりました。
 今回は、実践経済学科長の朝浦学科長を取材させていただきました。とても朗らかで優しい先生で、楽しくお話をお聞きすることができました!

左から 朝浦学科長 広報スタッフの陳
1. 先生の専門とされている研究内容について教えてください。
 私は社会政策論や社会保障論を主に専門としています。厚生労働省に35年間勤めており、長い間社会保障の関係に携わっていました。その経験を踏まえ、医療、年金、福祉など国や地方の施策がどのように動いているのか研究しています。特に今は、コロナ禍で世の中の社会保障の制度も動いているので注目して見ています。


2. 先生の教育理念について教えてください。
 私は学生一人一人が持っている「潜在能力」を引き出し、高めていくことを教育理念として掲げています。


3. 先生は学生時代どのように過ごされていましたか。
 大学の授業を受けることはもちろんですが、社会的弱者といわれる人々(障がい者、失業者、母子家庭等)に対する関心の高い仲間と一緒に読書会や勉強会を立ち上げ、毎週社会問題について議論していました。その中で、厚生労働省というところが福祉を担当するため、その職業に就こうという思いが強くなり、国家公務員を目指すようになりました。
 また、生活面では、経済的に困窮している学生を援助する学生寮に入っており、全国から集まってきた様々な大学の学生たちと規則正しい寮生活をしていました。
(質問)サークル活動はされていましたか?
 先ほど述べた読書会をずっとやっていて、仲間と合宿をしたり夜間中学に行ったりしていました。
取材に応じる 実践経済学科 朝浦学科長
4. 大学の教員を目指そうと考えたきっかけは何ですか。
 公務員生活が長かったため、大学とは全く縁がありませんでした。まさか、今、大学に来て皆さんとお話ができるとは想像していませんでした。
 公務員退職後、たまたま長崎県立大学で「社会保障論」「社会政策論」の新たな教員を募集していると知り、自分自身が長崎県(東彼杵町)出身でもあったため、何かの縁ではないかと考え応募してみました。


5. 先生が考える長崎県立大学で学ぶメリットは何ですか。
 本学に来て三年目になりますが、先生方や職員の方々とお話していく中で、学生さんの目線で考えている方が非常に多いなという印象を持ちました。一人一人の学生に目を向け、「ひとりも取り残さないぞ」という姿勢や思いを持った方がいて、学生皆さんの潜在能力が引き出され、高まっていく。これこそがメリットではないかと考えています。


6. 先生が学生に求めるものは何ですか。
 学生という立場もあるかもしれませんが、社会で起こっている様々なことに対し関心を持ち、自分自身がその社会の中でどういう立ち位置にあるのかということを常に考えてほしいと思っています。
 また、自分が持っている能力を信じ発揮していってほしいと強く望んでいます。その為に、様々なことに失敗して、へこんだとしても前向きに、そして積極的に立ち向かっていって欲しいです。


7. 最後に、学生への一言メッセージをお願いします。
 現在、大きく時代が変わろうとしていて、特にコロナの前と後では経済が変わってしまいました。学生の皆さんにはコロナ禍であっても、自分の力を信じてこれから新しいことに挑戦してもらいたいです。具体的には、学習もそうですが「オンラインでの発信」、「資格取得」など様々な事が出来ると思っています。
 また、「起業」を通して何か役に立つ事に挑戦してみるのも、一つの取り組みとして良いのではないでしょうか。


 自分が持っている能力を信じ、新しいことに積極的に挑戦する事。そして、「行動」してみる事の大切さなど、取材を通して多くの発見と学びがありました。この記事を読んでいる学生の皆さんも、新たに何か始めてみようと思ったのではないでしょうか。
 失敗を恐れず、自分に自信を持ちながら沢山の事にチャレンジしてみると、想像していなかった新しい自分に出会うかもしれません。

 朝浦先生、お忙しい中取材にご協力いただきありがとうございました!
実践経済学科 朝浦学科長

取材:地域創造学部実践経済学科3年 陳毅傑 
議事録・記事作成:経営学部国際経営学科3年 寺本安里
撮影:地域創造学部公共政策学科3年 井手敦子
TOPへ戻る