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学生広報スタッフ

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学生広報スタッフ『教員取材シリーズ』企画 第2弾
2021-05-14
 皆さんこんにちは!学生広報スタッフです。国際経営学科長の矢野先生に続き「教員取材シリーズ」第二弾です。今回は公共政策学科長の綱辰幸先生を取材させていただきました。綱先生が私たち学生に求めるものとは一体…?早速インタビューしてみました!
左から 綱先生 学生広報スタッフ井手さん
1.綱先生の専門とされている研究内容について教えてください。
 私の専門は主に財政学や地方財政論です。以前から財政学の授業を持っていましたし、現在は地域創造学部ということもあって、離島や中山間地域などの小規模自治体の財政に興味がありますね。特に長崎県は山間部や国境離島が数多く点在しているので、私の興味が更に深まっています。

2.綱先生の教育理念について教えてください。
 何よりも納得すること、腹落ち感を持ってもらうことです。教える側としてはできるだけ納得して自分のものにしてもらいたいですね。
 例えば授業で1つのことを学んで知識を得たとしても、社会では知識が必ず役に立つとは限りません。自分なりに納得し、その知識の原理まで理解して欲しい。原理が分かっていれば他のことにも応用が利きます。それを基礎として他の問題や興味などいろいろな事柄につなげて欲しいですね。

3.綱先生は学生時代はどのように過ごされましたか。
 勉強もしましたが旅行にもよく行っていました。私が学生だった頃はバイクが流行っていたので、バイクで日本一周の旅にも行きましたね。北海道や沖縄もバイクで旅をしましたが、夏の北海道は特に良かったです。バイクで風を感じながら走るのが爽快でしたね。

(質問)先生が学生に薦めるおすすめの旅行先はどこですか?
   夏の北海道が一番おすすめですが、せっかく長崎にいるわけですから、まず長崎の離島がいいと思いますよ。

4.大学の教員を目指された理由は何ですか
 自分の専攻、経済学に興味があったからです。ビジネスパーソンになるという選択肢にも迷いましたが、大学で自分の興味分野を学ぶうちに、もっと研究を続けたいという思いが強くなり大学院に進みました。そして現在に至ります。

5.綱先生自身が考える長崎県立大学で学ぶメリットは何ですか
 学生と教員の近さではないでしょうか。本学の先生はフレンドリーですよ。勉強のこともそれ以外のことも教員に何でも聞くことが出来る雰囲気があると思います。私たちとしても学生の話を聞けるのはとても興味深いです。今のコロナ禍では難しいですが、以前は学生たちといろいろと交流できたので、またできるようになって欲しいですね。

6.綱先生が学生に求めるものは何ですか
 若いうちにいろいろな体験をして欲しいですね。たくさん本を読んだりいろいろな人に会って自分以外の人の考えに触れて欲しいです。

(質問)先生が影響を受けた本は何ですか
 「『里』という感想」という本です。大学の図書館にもあると思うので、是非一度手に取って読んでみてください。
7.最後に、学生への一言メッセージをお願いします。
 繰り返しにはなってしまいますが、いろいろな人と出会っていろいろな本を読んで自分というものを知って欲しいです。社会人になるとどうしてもビジネス色が強くなってしまいます。そういう意味でも何色にも染まっていない学生の4年間は人生の中でも貴重な時間です。この4年間で自分を知って欲しい。自分を知るというのは抽象的に聞こえるでしょうが、他人と出会うと自分と他人との相対的な距離が分かりますよね。その相対的な距離から自分や自分の考えというものが見えてくるはずです。他人の考えの違いなどを通して自分を知って欲しいですね。


 知識だけではなく納得すること、まずは自分を知ることなど大学生の「今」だからこそ大切なことを教えていただけました。これを読んでいる学生の皆さん、コロナ禍で様々な活動が難しい時期だとは思いますが、今一度「自分について」知ってみるのはいかがですか?
綱先生、お忙しい中で貴重なお話をありがとうございました!
取材:地域創造学部公共政策学科3年 井手敦子
記録:地域創造学部公共政策学科3年 松元広貴
撮影:地域創造学部実践経済学科3年 佐田真莉亜
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