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学生広報スタッフ

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準硬式野球部ベスト4への軌跡〜キャプテンの苦悩と野球への熱き思い〜
2025-01-23
皆さんこんにちは!学生広報スタッフです。
今回は「清瀬杯第56回全日本選抜準硬式野球大会 ベスト4」に輝き、類まれなリーダーシップでチームを勝利へと導いた長崎県立大学準硬式野球部主将 藤村健吾さんにお話を伺いました!全国ベスト4という好成績を残すまでに至った秘訣に迫っていきます。
笑顔で取材に応じる藤村さん
試合で活躍する藤村さん
まずは藤村さん個人についての質問をしていきます!

・自己紹介をお願いします。
実践経済学科4年の藤村健吾です。
 
・出身地はどこですか?
出身地は長崎県佐世保市です。そのため現在は実家で暮らしています。小学校・中学校は佐世保の学校、高校は西海市の高校に通っていました。
 
・なぜ本学を選びましたか?
高2の2月ごろまでは関東、関西の野球が強い大学に進学して野球をするつもりでした。
しかし、新型コロナウイルス感染症によって様々なことが制限されて、その影響が野球にまで及びました。
2021年夏の甲子園では、長崎県予選で優勝することができましたが、結局甲子園が中止になり、その時に野球はちょっといいかなと思っていました。
そこで家から通える大学かつ、その時は公務員志望が強かったので公務員の育成に力を入れている長崎県立大学に進学することを決めました。
 
・「準硬式野球」とは?普通の野球と何が違うのですか?
打球は硬式と同じで、スイングスピードと力に比例して打球が強くなるので硬式ボールに似ています。但し表面がゴムで若干柔らかいため硬式ボールに比べ安全性が高くなっていますが、摩擦抵抗が大きく硬式ボールに比べて失速しやすいボールとなっています。
大学の中での「硬式野球」はプロをめざす人や社会人チームに所属して卒業後も野球を継続する人がやっているイメージがあります。一方「準硬式野球」は「文武両道」を結構大事にしているというか、学生が中心となって大会を運営したり、練習も指導者なしに行っていたりと、学生主導というイメージが強いのかなと思います。
「ボールの重さ」と「学生主体」、この2つが違いだと思いますね。
 
・今年度の実績を教えてください。
九州大会が年に2回、県のリーグ戦が2回、それぞれ春と秋にあります。
春秋リーグ戦は優勝、秋の九州大会はベスト8、夏は九州ベスト4から全国ベスト4という実績を残しています。
 
・ポジションはどこですか?
基本は外野全てとファーストですが、大学ではいろんなポジションをやっていました。
部員の調子などを見て、「この部員、調子悪そうだな」と感じた時は自分がそこのポジションに入って練習をしたり、試合に出たり、1番流動的に動いていたと思います。そのために、人一倍練習しました。基本練習は徹底して何回も繰り返して、実践練習や試合に備えていました。そのおかげで「予測する力」が身につきました。「あの選手こっちに打つ」とか、「次はこんな戦術取ってくる」とか、見たらわかるようになっていました。
 
・主将として一番苦労したこと、大変だったことは何ですか?
部員全員を練習に参加させることと、モチベーションを最大限に上げることです。
特に冬は試合もなく寒いので練習に参加しない部員もいて、そういった部員を練習に参加させて、勝つために全員頑張ってもらわないといけません。そのためにはやはり「全員と話す」ことを重要視していました。全員の考えていることを把握したいと思っていたので、みんなと話して練習に参加させる、モチベーションを維持させることを頑張りました。
 
・部活を通して学んだことはありますか?
「周りを見ること」です。自分たち上級生が中心となって野球部を運営したり、練習を進行したりしているので、下級生からの不満は絶対に出ると思います。その不満をすべて聞き入れることは難しいですが、なるべく耳を傾けることを心がけていました。全体の中だと言えないことも1対1だと言えることは多いと思います。もっとこんな練習をした方がいいとか、こんな指導をして欲しいとか。部員1人1人と話して、出てきた問題を少しでも改善しようとした結果、部員全員と極端に距離が近くなり、威厳のあるキャプテンとしては扱われなくなっていました(笑)。ただ、本当に視野が広くなって、全体を見る力が身についた気がします。
 
・大学4年間で最も力を入れたことは何ですか?
「文武両道」です。高校の時から野球で結果を残せていたので周りからは「野球の人」と思われていて、勉強は全然できないと思われていました。自分はそれがとても嫌で、勉強も野球も同じ熱量で頑張ろうと決めて取り組んできました。そのため大学の課題も全部自分の力で取り組んできましたし、単位も一単位も落とすことなく毎年最大限まで取り続けています。
 
・学業と部活の両立の秘訣を教えてください。
「無駄な時間をなくすこと」です。授業に出るだけでは簡単に頭に入らないと思います。授業がない時間帯や隙間時間を見つけて勉強をしていました。3年生のときは就活の準備もある中で、野球やアルバイトをしていたので、いかに自分で時間を見出すかは大事だと思います。
 
長崎県立大学を目指す高校生の皆さんに一言メッセージをお願いします!!
「出会い」を大切にしてください!大学では授業やゼミ、部活・サークル、アルバイトなどを通して、これまで以上に様々な人と出会いますし、そこでの出会いは何物にも代えがたい貴重な経験にもなります。人との出会いは絶対に大事にした方がいいです!
野球のことについて熱く語る藤村さん
取材に応じていただいた藤村さん
藤村さんのキャプテンとしての強い思いが、この素晴らしい結果を導いたようですね。
終始笑顔で取材に応じてくださった藤村さん、ありがとうございました!
そして準硬式野球部のみなさん、これからも頑張ってください!⚾️
 
執筆 :地域創造学部公共政策学科 4年 野﨑諒太

取材者:地域創造学部公共政策学科 4年 野﨑諒太
    地域創造学部公共政策学科 3年 金子智香
撮 影:地域創造学部実践経済学科 1年 荒殿麻緒
    地域創造学部実践経済学科 1年 早川美澪
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