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学生広報スタッフ

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学生広報スタッフ『新任教員取材シリーズ』企画 金 志善 准教授
2022-06-17
 皆さんこんにちは!学生広報スタッフです。本学の先生方の研究やご自身のことを取材し、お伝えする『教員取材シリーズ』。今回は経営学科の金志善准教授を取材させていただきました。
 今話題のIR(統合型)リゾートの研究を始め、観光とマーケティングを研究する先生の素顔に迫ります!
金先生を取材する学生広報スタッフ
1.金先生の専門分野は何ですか?
専門分野は、観光経営とサービスマーケティングです。

2.現在の研究テーマを教えてください。
 IR (統合型リゾート)先進事例であるシンガポール・マカオの現状と成功要因に焦点を当て、現在IR誘致活動を活発に展開する日本が今後、適用できるマーケティングツールを開発する研究を行っています。また、シンガポールにおけるIRを訪問した韓国人を対象に、彼らが経験したカジノに関する認識及び評価について、オンラインレビューを通してキーワードを導き出し、観光とマーケティング・コミュニケーションの観点から重要と思われる評価項目を明らかにすることを研究しています。

3.金先生の教育理念は何ですか?
 国際社会に貢献するグローバルな人材を育成することを教育理念としています。これは、日本と韓国の両国で大学生活を経験した、私の強みを活かせることができるからです。私が諸先生から学んできたように、学生に勇気と自信を与え、人々への思いやりや優しさなどについて教えられるような教育者になりたいと望んでいます。

4.金先生はどんな学生生活を送られていらっしゃいましたか?
 中高生の時は、放送部の活動に夢中になりながら過ごしていましたね。中学1年生の時に先生から「放送部に入ってみないか?」と言われたのをきっかけに、中学、高校とアナウンス担当として放送部の活動に取り組みました。休み時間などには、部員と曲を選んで流すということも学生時代の楽しみの1つでした。
 大学時代では、勉強はそれなりでしたが、自由な時間ができたこともあり、国内外の旅に出かけていました。2年生の夏休みには、1か月間日本へ旅行に行ったこともあります。この大学時代での日本の旅が、日本が好きになったきっかけにもなり、現在の日本での観光という研究テーマにつながっているような気がしますね!
研究やご自身のことを語る金先生
5.金先生が大学教員を目指そうと思われたきっかけを教えてください。
 私の場合は、なにか明確な目的があって研究者を志したというよりも、様々な人との出会いがきっかけとなり、大学教員になりました。私は韓国の大学を卒業後、大学院在学中は3年間日本へ留学しましたが、その都度いい出会いがありました。日本での留学を経て一度韓国に戻ったのですが、3年間の留学が惜しいという思いもあって日本に戻り、ご縁があってそこから大阪で教員を務め始めました。

6.赴任されて3か月ほど経ちますが、金先生が考える長崎県立大学で学ぶメリットには何があるとお考えですか?
 フィールドワークの機会が他大学よりも充実していることに魅力を感じました。例えば、経営学科には「地域実践」という地域課題に取り組む授業があります。

7.金先生が学生に求めるものは何ですか?
 自分で限界を設定せずに、多少遠回りになったとしても興味をもったことにどんどん挑戦してみてください。

8.佐世保に来られて感じた佐世保の印象や魅力はどこですか?
 私の祖国は韓国なのですが、観光を研究フィールドとしている私が佐世保に来て感じるのは「観光地」として佐世保は魅力にあふれているということです。まだまだ佐世保について分からないことだらけですが、佐世保を始め、このエリアを取り巻く多くの観光地を巡るのがこれからの楽しみです。また佐世保の美味しい食べ物をもっと知りたいですね!
学生への想いを語る金先生
9.学生に一言メッセージをお願いします。
 大切なのは結果ではなくプロセスです。失敗を恐れず、何でも挑戦し、自分をどんどん磨きましょう。
 チャレンジ(挑戦)しないとそこでしかものが見えません。だからできるだけ挑戦して欲しいです!!!

後記
 金先生の研究内容、教育理念だけでなく学生時代のお話もお伺いするとともに、お話の間に垣間見える朗らかな姿に、素直に「かっこいい!」と感じた学生広報スタッフです。佐世保市とIR事業は今後注目のトピックでもあり、先生の取組への注目がさらに高まるのではないでしょうか。
 金先生、お忙しい中取材に応じてくださりありがとうございました!

これまでの教員取材はこちらをご覧ください。

取材:経営学部国際経営学科2年 岩﨑安里
議事録:地域創造学部公共政策学科2年 安部茜
撮影:経営学部経営学科1年 増田陽
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