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留学生活体験記

【vol.14 2011年 4月】(アメリカ・ウィスコンシン大学オシュコシュ校 鈴 梓穂美さんより)

国際交流学科4年 鈴 梓穂美

Spring Termを終えて

早いもので、今学期も残り一週間となりました。ウィスコンシンは5月になってもまだ肌寒い日があります。今回は、Spring Termで私が履修した授業や、アメリカの大学生活全般、約1年間の留学生活を振り返って、今後アメリカへの留学を考えている学生さんに少しでも参考になるように書いていきます。

今学期私が履修した授業は、4科目12単位です。実際履修した授業はSmall Group Communication, Introduction of Women’s Studies, Images of Women, Englishです。特に私が充実していると思った授業は2科目のWomen’s Studiesです。Introductionのほうでは女性が直面している社会的問題、ジェンダー論やアメリカの家族の現状などについて学びました。Images of Womenでは、女性がメディアの中でどう映し出されているのか、その問題や改善策を研究したりしました。Communicationのクラスではグループワークについて学び、実際に多くのグループ活動を通して、社会に出たときにどのような役割をそれぞれが持ち、仕事に取り組めば良いかなどというアイディアを身につけることができたと思います。英語のクラスではMLAスタイルでのエッセイの書き方をアメリカ人の学生と一緒に身につけます。

授業を通して、多くの課題やテストがありましたが、全ての課題が充実していてそれぞれの課題から多くのことを学ぶことができました。特に私が興味深いと思った課題は、Women’s Studiesのクラスでプロが書いた映画の評論を学生がそれぞれ評価し、その評論の強みや弱み、どうすればより良い評論になるかについてエッセイを書くことでした。Communicationのクラスでは90分のグループプレゼンテーションでアメリカの教育制度の問題と改善に取り組みました。日本人としての視点を持ち、他国の教育、社会制度について考えることは非常に意味深いものだと思いました。アメリカの大学は課題の質、量どちらもあって大変ですが、努力には最大の評価必ずしてもらえるので私はアメリカの大学教育が好きです。こちらの先生や学生にもアメリカ人の中に一人でも留学生がいると他の学生の刺激になると言われ、非常に充実した留学生活を送れています。

最後に、約一年間の留学生活を通して、色んな視野から物事を考えられるようになり、また自分自身が強くなったことも実感します。留学は想像する華やかなイメージより大変なこともありますが、自分を磨く最高の機会だと思います。それから、こちらでたくさんの素敵な家族、友達、先生に出会うことができて本当に幸せな留学生活だと感じています。また、アメリカの素晴らしい教育を受ける機会を頂いたことにも心から感謝しています。残りの時間、今まで出会った方や応援してくださった方に感謝の気持ちを忘れないで過ごしていきたいと思います。
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