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留学生活体験記

【vol.69 2018年10月】(タイ・タマサート大学 板山 ひとみさんより)

国際社会学科3年 板山 ひとみ

みなさん、こんにちは。タイのタマサート大学に交換留学中の国際社会学科3年、板山ひとみです。
8月14日から始まったタマサート大学での授業も今週で12回目を迎え(10月31日時点)、今週も含めてあと5回の授業と期末テストを受けたら、この留学生活も終わりとなります。私からは大学の授業と施設についてお伝えしたいと思います。

まず、授業について。タマサート大学では、一日に3時間授業が2コマあり、9時半から12時半までの午前と13時半から16時半までの午後に分かれています。また、私が所属しているBJM(Bachelor of Journalism and Mass communication)と言う学科では1年生から4年生まではっきりと科目が振り分けられています。講義を受けていて感じたのですが、この学科での授業は、日本と比べて、アカデミック要素よりプラクティカル要素が多く、作ろう・経験しようといった内容がほとんどです。授業自体は3時間が苦にならないくらい楽しいのですが、ほぼ確実と言って良いほどグループワークがあり、中間テストでは知識をどう活用するのかをその場で書くことが求められ、英語という要素を抜きに考えても難しいです。しかし、日本には無い講義内容ばかりでとても充実していると思います。
とは言え、日本で90分の授業に慣れていて、3時間ずっと集中力が続くかと言われればそうではないので、やはり休憩時間が欲しくなります。それはタイ人学生にとっても先生にとっても同じのようで、通常、授業開始から1時間半たったところで15分間ほどの休憩が設けられます。タイ人の学生はその休憩時間に外に食べ物を買いに行って、授業が再開しても食べています。初めてその光景を見たとき、「授業中に食べ物!?」と、少しカルチャーショックを受けましたが、今では慣れました。ただ、やはり授業中に食事をするとノートテイキングができなくなってしまうし、気が引けるので、15分の間でアイスを買って食べるようにしています。ちなみに、ほとんどの教室は上着を着なければ寒く感じるほど冷房が効いているので、アイスを食べるには向いていない環境ですが、1カップ10バーツ(約30円)という安さなので、ついつい買ってしまいます。

次に、校舎について。私が通っているのはタマサート大学のランジット(Ransit)キャンパスで、バンコクから1時間ほど北上した位置にあります。BJM以外にも多くの学部・学科が在籍していて、食堂やスタジアム、病院などもキャンパス内にあり、敷地がとても広いです。歩いて回るには大変なのですが、敷地内を行き来する無料バスがあるため、図書館や病院に行く時には重宝しています。
また、大学内では毎週月曜日と木曜日にマーケットが開かれています。この場所も学部棟からは遠いので無料バスで行きます。日本のお祭りの賑わいと似ているので、初めて行ったときは「これは1回経験するだけでいいかもしれない」と思いましたが、価格が安く、おいしいものがたくさんあるので、今では月曜日の午後の授業のあとに通っています。さらに、ここでは料理だけでなく、洋服や装飾品なども売っているため、何度行っても楽しめる場所です。
さらに、スタジアムではタイのプロサッカーチームの試合が行われることもあり、一度観戦に行くことができました。当たり前ですが、ほとんどの観客がタイ人なので言葉が分からない状態でしたが、さすがスポーツ、言語が無くても十分楽しめ、一緒に盛り上がることができました。
大学内外に多くの施設が整っているので、その周辺だけでも十分暮らしていけると思います。ちなみに、バンコクに行く際には大学からロットゥーというミニバス(バン)が出ており、37バーツ(約110円)で乗れるので、バンコク観光に出かけるのもとても簡単です。
<Multimedia Journalismの授業風景>
<学内マーケットの様子>
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