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留学生活体験記

【vol.60 2017年12月】(中国 湖北大学 魯 静文さんより)

国際社会学科2年 魯 静文

湖北大学での留学を開始してから、あっという間に4ヶ月が過ぎました。私も少しずつ中国での生活に慣れてきました。はじめは、学校の周りに何があるのかよく分からず、留学生寮にいることが多く、食べ物にも慣れない部分があり、少し退屈だと感じたこともありました。しかし、学校が始まるにつれて、韓国やブラジル、ベトナム、イタリア、ポーランドなど様々な国の留学生と仲良くなり、少しずつ、ショッピング街や観光地にも行き、更に中国の学生たちとも仲良くなり、食事に行ったり、学校の活動に参加したりと、今では毎日がとっても充実して過ごせています。私が今一番楽しみにしているのは、毎週木曜日に私たちの学院で放送される映画です。毎週違う国の有名な映画が上映され、中国語の勉強だけでなく、様々な国の文化や言語についても触れることができ、この映画鑑賞会は必ず参加する活動の一つになりました。

中国の大学は日本と違い、学生全員が学内の寮に住むので、通学時間が省略できるため、授業は朝8時から始まります。午前中の授業時間が長く、その為、留学生の授業はほとんど午前中に集中していて、午前中の言語の授業はレベルごとにクラス分けされており、自分に一番合った授業を受けることができ、また友達との交流を通してさらに学習でき、より言語能力を伸ばすことができます。口語、作文、文化、様々な授業があり、毎日の内容がとても新鮮です。午後になると選択授業が始まり、書道や太極拳も学ぶことが可能です。私も中国文化の授業を選択し、切り紙や中国糸工芸を体験しました。難しい部分もありましたが、伝統文化に触れ、より深く中国について知ることができました。もちろん、工芸授業の説明は全部中国語なので、新しい単語に出会う良い機会にもなりました。

中国にきて、一つ驚いたことがあります。それは食についてです。中国では探せばまるで全世界の美味が見つかるのではないかというくらい様々な料理があります。なんと学食にも韓国料理や日本料理がありました。学校内は学食だけでなく小さなレストランや出店が常に並び、いつでも違ったおいしさを味わう事ができます。寮の中にもキッチンがあり、鍋などを作っては友達とパーティーを開き、いろいろな国の手作り料理を食べることもできます。

湖北大学はサークルが多く、運動系から文化系まで、趣味に近いサークルも含めて、全部で60以上あります、つい先日、新入生向けのサークル紹介会があり、私も旅行者サークルや中国伝統工芸サークル等3つのサークルに参加しました。まだ正式な活動は始まっていませんが、今からとても楽しみです。
学習、サークル活動、生活と湖北での留学生活はとても充実しています。普段の活動以外にも、11月には”普通话大会”があり、留学生たちも大会で短い演劇を披露することになり、今は毎日みんなで自主的に集まり、大会に向けてアイディアを出し合い、中国語を含めて日々練習しています。
半年間の留学生活が知らぬ間に3分の1以上が過ぎました。残りの期間を楽しみ、もっと様々な文化に触れ、自分の経験を増やしていきたいです。
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