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留学生活体験記

【vol.12 2011年2月】(韓国・高麗大学校 吉田 久子さんより)

国際交流学科3年 吉田 久子

韓国 高麗大学校での留学生活

안녕하세요!こんにちは!24時間眠らずにぎやかで、人情に厚く、ひたすら「生きてる!」と感じさせてくれるソウルに来てもう7ヶ月が過ぎました。韓国指折りの名門・高麗大学校に留学でき、毎日、日本では非現実的とも言えるほどの貴重な体験をさせていただいています。

交換留学の魅力というのは、単位交換制度や大学の全面的なサポートの下、安心とともに毎日を過ごせるという点でありますが、ここ高麗大学校では学校自体のほかに「KUBA」という団体が全面的に私たちの生活をサポートしてくれます。絶対的な信頼とサポート力、組織力・語学力のある団体であり、国際的教養のある学生から成り立っているので本当に充実した時間を過ごしています。時間があれば連絡を取る、本当に「かけがえのない」友達と出会うことができ、流暢な韓国語で話したい!という気持ちもよりいっそう強くなりました。最初は一方通行だった韓国語が、今では日常会話に困らない程度になれたのも彼らのおかげです。そして、外国人同士での会話も英語から韓国語へと徐々に変わり、不思議な国際交流が実現しています。

現在(2011年3月)、東日本大震災の募金活動を行っています。在学の日本人学生から始まった団体ですが、今では韓国人をはじめ世界各国の留学生も募金箱を持っての活動に協力してくれています。日本を支えてくれる世界への感謝と感激で、日本人に生まれて良かったと心から思えました。外国にいると、国際的な目線から日本の姿を見ることができます。日本人であることへの誇りとともに、日本の欠点も浮き彫りにされます。しかし、自分の考えをしっかりと持ち、ぶれない芯を持つことが日本代表である私たちの使命だと考えています。

また、募金活動のコアメンバーや留学生の祭典ISF(International Student’ Festival)での日本ブース長・交換留学生代表を勤め、この留学で得たのは行動力だと思っています。留学をすると何かしらの機会を待っていてもそこそこの楽しい生活というのは得ることができます。しかし、自らが気づき能動的にアクションを起こし、さらに面白く充実した日常にしていくことで留学の1年間の濃度は違ってくると思うのです。たった一度の人生です。人生の中で1年くらい、毎日全力で生きていた時間があるというのは素敵ではないですか?

最後に、留学という行為は決して「すごいこと」ではありません。自分への挑戦であり、自分を試すチャンスでもあります。大切なのはどれだけ納得できる自分になって日本に帰ってこれるか、だと思っています。送り出してくださった両親、大学、先生方、先輩方、友達に胸を張って帰れるように残りの3ヶ月を過ごしたいです。
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