【vol.55 2017年4月】(中国・湖北大学 上野 千夏さんより)
国際交流学科3年 上野 千夏
こんにちは、現在中国湖北大学に留学中の国際交流学科3年上野千夏です。留学生活も半年以上が経ち、中国での生活にも慣れ、毎日充実した生活を送っています。現在は厳しかった寒さもなくなり、日中は20℃と過ごしやすい気候です。湖北大学では、2月下旬から新学期が始まりました。新学期に入り、新しい留学生も増え、前学期には開講されていなかったHSK(中国語検定)の対策講座が始まりました。対策講座では受講している全員が同じ目標に向かっているので、やりがいを感じることができます。
今回は中国での食生活について紹介したいと思います。中国の料理と言えば、ギョウザやチャーハン、マーボー豆腐などが思い浮かぶと思います。もちろんそれらの料理は中国にもありますが、日本で食べるものとは異なります。日本で食べられている中華料理は、日本人の口に合う味付けがされており、香辛料がそれほど入っていないように感じます。
しかし、本場の中華料理はほとんどのものが辛く、辛い物が苦手だった私は毎回真剣に比較的辛くない料理を選んでいましたが、今では辛さにも慣れてきました。私たち留学生は、普段大学内にある食堂や屋台街、大学の正面にある店で食事をしています。湖北大学は周辺の大学の中でも近くに美味しいものが多いと言われていることもあり、毎日安くて美味しい食事をとることができます。中でも後街と呼ばれる屋台街は、10元(170円)ほどで満腹感を得ることができます。また、よく行く店では店員さんに顔を覚えてもらい、中国と日本の食文化の違いなどを話して交流をしています。
中国に来た頃は、授業でもお店でも中国語が聞き取れず、自分の能力の未熟さを感じ、落ち込んでいましたが、最近はほとんどを聞き取ることができるようになりました。しかし、聞き取れたとしても自分が言いたいことがなかなかすらすらと出ずに、歯がゆい思いをすることもあります。日々成長を感じながらも、一方ではまだまだだなと実感しています。中国での生活が長くなればなるほど、もう少し中国で勉強したいという思いも強くなります。しかし、帰国まで残り3か月ほどとなってしまいました。この3か月を有意義に過ごしていきたいと思います。