【vol.43 2016年5月】(アメリカ・ウィスコンシン大学オシュコシュ校 周 政宝さんより)
経済学科4年 周 政宝
ウィスコンシン大学オシュコシュ校での交換留学を5月に終えました。この留学体験記は二つの部分に分けて書きます。一つ目はこちらでの学業についてです。二つ目は学業以外(生活)で学んだことです。
まず、学業についてです。私は佐世保校の学生ですので単位互換がないことを予め記しておきます。従って、留学先で得た単位は認められませんので一切の制限なく好きに興味のある授業を取りました。シーボルト校の学生は事情が異なると思いますので注意してください。前期はBUSINESS 198 (Introduction to Business)、COMMUNICATION 111 (Intro to Public Speaking)、ECONOMICS 305 (Money and Banking)、SPANISH 110 (Intro Spanish 1)を取りました。BUSINESS 198とECONOMICS 305は私の専攻(金融)に近いこともあり授業の内容に親しみがありました。
BUSINESS 198はまさに流通経営に関する内容でした。授業の中では小グループで想像上の会社を起業し経営の仕方を考え、最終的にクラスの前で会社の発表をしました。ECON 305はとても興味深いクラスでした。図や計算を用いた内容の講義がありクラスメイトと一緒によく勉強しました。COMM 111は二学期を通して一番タフなクラスでした。これはスピーチのクラスで学期中複数回のスピーチと筆記試験があり、スピーチそのものの難しさと英語の壁にぶつかりました。前期中ではこのクラスが一番成長に繋がりました。そして、SPANISH 110。このクラスを履修したわけは、アメリカはスペイン語を学びやすい環境にあること、そしてスペイン語を学ぶ中で英語を同時に学ぶことができると考えたからです。加えて、少人数クラスでクラスメイトと話しやすく、友達を作りやすかったです。
後期にはTHEATRE 205 (Fundamentals of Acting)、HISTORY 202 (Mod US Sn 1877)、ENGLISH 100 (Foundations of College English)、SPANISH 111 (Intro Spanish 2)を取りました。後期については簡単にハイライトだけ紹介します。一番の思い出はTHEATRE 205でした。このクラスは基礎的な演技のクラスです。クラスの中でモノローグやクラスメイトとシーンを演じました。また、学内の劇場で芝居をみることもあり、舞台裏のボランティアに参加し他の裏方や俳優女優たち、その他たくさんの人と交流しました。このクラスを通じて人間関係が深まり、英語がとても成長しました。
次にこちらでの生活について書きます。この留学において学業を除けば人間関係がなによりも大きかったです。現地の人々との間であったことや日本であったこと、私の家族にあったことなど辛いことや大変なことが多くありました。もちろん、楽しかったことも数えきれないぐらいありました。この一年間は間違いなく人生の中で最も充実し成長した年になりました。
生活の中で一番満足したことはアメリカ人との付き合いです。これはこの留学を決意した根本的な理由であったので、徹底して関わるようにしました。こちらの大学には日本人の学生数人を含め各国の留学生がいますが、私はほとんど現地の学生といるようにしました。これは一年間という限られた留学期間の中で英語の力を最大限に伸ばそうと考えたからです。同時に、留学後日本に戻って自分の英語力に失望したくないという強い意志がありました。彼らとの会話からは、英語以外にも彼らの意見や考え方など学べることも多くありました。数人のアメリカ人とは本当に親しくなることができ、大学の休み期間には彼の家に呼ばれホームステイをしました。元々学生寮にずっと住む予定でしたので、ホストファミリーを持つことができたことは本当に幸せだと思います。アメリカ人の友達とは夏休みにロードトリップに出かけ、ナショナルパークや各地でいい思い出ができました。
他に生活面のことを書くならば、よく学内のジムへ行きました。ジムもですが、図書館も朝早くから深夜近くまで開いています。学生がしたいことができ成長の可能性が溢れているウィスコンシン大学オシュコシュ校の交換留学をぜひおすすめします。もっと留学やアメリカの話を聞きたい方は連絡ください。私を見かけたら直接でも、または学内メールかフェイスブックでも気軽に連絡をしてください。応援しています。