本文へ移動

留学生活体験記

【vol.25 2014年1月】(アメリカ・ウィスコンシン大学オシュコシュ校 小田﨑 優嘉さんより)

国際交流学科3年 小田﨑 優嘉

8月に来た時のオシュコシュはまだ暑く、緑が生い茂っていましたが、今ではすっかり雪景色です。最初の1か月は全てが新しいことばかりで、時間が経つのが遅く感じられました。しかし、最近は時間が経つのが早いように思われます。

前期は、4科目履修しました。授業時間は、60分週3回・90分週2回・180分週1回と科目によって様々です。こちらでは、長崎県立大学で専攻している分野とは異なる「アメリカの文化」についての科目を履修しました。現地の学生よりも知識が乏しい上に、レポートは英語で提出という不利な面もありますが、頑張れば現地の学生以上にテストで良い点を取ることもできます。授業の理解度は現地の学生に比べると劣るので、積極的に教授に質問したり、「チューター制度」と呼ばれる、その科目について詳しい学生が、困っている学生に授業内容を教えるという制度を利用したりすることをおすすめします。

アメリカと日本の大学の違いは、友人を作る機会が多く与えられているという点です。私は現在、4つのサークルに所属しています。2週間に1回ほどミーティングがありますが、このミーティングへの参加は自由なので、行くたびに新たなメンバーと出会えます。また、サークルが企画するパーティーや、大学が主催するイベントなどが数多くあります。これらのイベントに積極的に参加することで交流の場を広げることができます。

また、日本の文化について知ってもらう機会もあります。ISAという多くの留学生が所属するサークルの企画で、日本人留学生が主体となり、30人以上の方々に日本食を振舞いました。ISAでは、月ごとに他国の料理を体験することもできます。他にも、ボランティア活動で近くの保育所へ行き、子どもたちの前で手作りの紙芝居を読み、じゃんけん列車などをして子どもたちとふれあいました。これらの機会を通して多くの人に日本の文化を知ってもらうことができて嬉しく思います。

最後に、留学を希望する皆さんへ。留学はもちろん楽しいこともありますが、それだけではありません。自分を成長させる場でもあり、アイデンティティを再認識する場でもあります。最初は英語も上手く話せず、何もかも分からないことばかりで、悩んだり、つらい思いもしたりしました。しかし、言語や文化の違いを越えてたくさんの友人に支えられ、楽しい留学生活を送っています。想像していた楽しいことだらけの留学生活とは少し異なりますが、日本では学べない貴重な経験をすることができています。このような素晴らしい機会を与えてくれた大学関係の方々、家族に感謝し残りの日々を過ごしていきたいです。
ドラゴンボートフェスティバルにて
ボランティア先にて
TOPへ戻る