本文へ移動

留学生活体験記

【vol.16 2011年 9月】(韓国・高麗大学校 森口 優子さんより)

国際交流学科3年 髙橋 茜

皆さん、こんにちは。私は8月23日から、韓国・ソウルにある高麗大学校に留学させていただいています。私が今通っている高麗大学校は、韓国の中でもトップクラスの学生が集まる学校であり、敷地や設備などにおいてとても規模が大きいです。いくつもの棟があるので、教室の移動に10分以上かかることもあります。

ここから、私の1カ月半を振り返りながら書いていきたいと思います。まず、留学の初めに行われたのがオリエンテーションでした。オリエンテーション時の説明やコミュニケーションはすべて英語で話され、高麗大学校の学生も流暢な英語を使っていて、この学校のレベルの高さとともに、自分自身の英語のレベルの低さも実感しました。その中でも、自分のわかる韓国語や英語を使って韓国の学生や留学生と、どうにかコミュニケーションをとっていました。
高麗大学校では韓国語はもちろん、英語で行われている科目も沢山ありますが、私は現在、韓国語中級1、韓国語作文、韓国語会話、そして日本語を聴講として受けています。韓国語の授業は、レベル別に分かれ授業が行われますが、中国やロシア、フィンランド、アメリカなど様々な国からの留学生が集まっています。皆が母国語でない韓国語を共通語として使っていることが何だか不思議な感じがしますが、他の国の人とコミュニケーションが取れることが楽しいです。聴講として受けている日本語の授業には、日本語がどんな仕組みになっているのか、どのように教えられているのかに興味があり参加していますが、

私達が普段何気なく使っている日本語のしくみを、「改めて」というよりも、「初めて」知るようでとても興味深いです。日本語の授業は日本語と韓国語を使うので、自身のリスニング力を高めるために集中して聴くようにしています。
授業だけでなく、行事にもこれまでいくつか参加しました。特に印象に残っているのがコヨンジョンです。コヨンジョンというのは、韓国でもトップレベルの大学である、高麗大学校と延世大学校で戦う体育祭のようなもので、野球やサッカー、ラグビーなどがあります。この行事では、試合に参加するチームの学生だけでなく、他の学生も応援をしに行くのですが、高麗大学校のテーマカラーである赤色の服を着て、応援団を筆頭に、皆で一斉に応援します。何千何万人もの学生たちが一緒に応援し喜んでいる姿はとても印象的で、団結力が強いという韓国の文化が感じられ、日本では体験できないことだと思いました。
留学生活の間で何度も思う事は、習ったことはたくさん使わないと本当に取得したことにならないという事です。当たり前のことかもしれませんが、この事がとても身にしみて感じました。教科書やノートで勉強して理解しても、自分で積極的に使っていかないといけないなと感じました。

現在、たくさんの方に助けていただきながら留学生活を楽しんでいます。それと同時に、人に感謝することの大事さというものも身にしみて感じているところです。このように貴重な体験をさせていただいて、大学の先生方や家族、友人に本当に感謝しています。残り約3カ月、悔いの残らないよう、自分の自信になるように生活していきたいと思います。
現地での交流の様子
現地での交流の様子
国際交流学科3年 森口 優子

みなさんあんにょんはせよ~!私は今年の8月から、韓国ソウルにある高麗大学校に留学をさせてもらっています。早いもので、こちらにきて2ヶ月がたとうとしています。私自身まだ手探りで生活しているのですが、こちらで私が具体的にどういう生活をしているのかをみなさんに紹介したいと思います。

まず住居に関しては、以前シーボルト大学に勤めていた高麗大学校のユン先生に紹介していただき、一緒に留学した仲間と、学校のすぐ横にある小さなアパートに住んでいます。最初は部屋の狭さにびっくりしましたが、今はそれにも慣れ、特に不自由はありません。日曜日以外は朝ごはんと夜ごはんが一階の食堂で出るため、外食をすることも少なく、お金を節約でき、健康的な毎日を送ることができています。韓国の食事は、一般に量が多く、おかずもおかわり自由なうえに、どこに行ってもおいしいので、外食ばかりになると絶対に太ります。そういう面でも食事つきというのは私にとってありがたかったです。

次に、授業についてです。私は、韓国語中級1、韓国語読解、Screen English、日本語、の4つをとっています。日本での時間割システムと違い、3単位もらえる代わりに週に何回か授業があります。私の場合は、韓国語中級1と日本語の授業が週4回授業で、その他は週に2回という感じです。そのため授業を4つしかとっていなくても、時間割上でみると結構詰まっています。韓国語中級と読解は、ほかの留学生たちと一緒に受けているのですが、色々な国の人と韓国語でコミュニケーションをとるのは本当に楽しいです。教室では英語、日本語、韓国語、中国語が飛び交います。

授業以外では、高麗大学校の留学生サポート団体、KUBAが主催するイベントなどがあります。最初に10のグループに分けられ、その中でそれぞれイベントをしたり、特に大きなイベント(最初のレクリエーション、歓迎会など)はすべてのグループが合同で行うものもあります。日本人は多そうなイメージですが、実は全体で見るととっても少ないです。例えば、私のグループで言えば40人くらいのグループ内で日本人は2人だけでした(グループによって多少違いますが、だいたいこの位の割合みたいです)。留学生のほとんどが欧米から来ており、そのためKUBA内での会話はほとんど英語になります。KUBAの人たちは帰国子女ばかりで、みんな英語を話せるし、正直英語にひいひい言っているのはグループの中で私くらいで、最初のうちは英語に打ち負かされ落ち込む毎日でした。でも、その中で中国人やシンガポール、タイといったアジア系の人たちがとても優しくて、分かりやすい英語で積極的に話しかけてくれ、本当に嬉しかったです。アジアに対しての団結心のようなものが芽生えました。笑 しかし、やっぱりこういうとき有無を言わさず共通言語になってしまう英語がいかに大事かと痛感せざるを得ません。英語ができれば、韓国でも生きていけます。笑

最後に、語学力に関して。これから留学したいと考えているみなさん。留学すれば語学をできるようになるのは当然、と考えているかもしれません。私自身、最初はそういった甘い考えを持ってここにきました。実際にそんなことは全くなく、ただひたすら自分で勉強して知識という土台を作らなければ、語学は絶対にマスターできません。実際に留学に来て2ヶ月がたとうとしている今、そのことを強く実感しています。ただ流れに身をまかせて毎日を過ごせば、時間は驚くほど早く過ぎていきます。いま、おそらく一度しかない留学という大事な期間の間に、色んなことを体験して遊ぶのも大事ですが、1つでも多くのことを勉強することが大事です。まだ韓国人の友達と話しても、単語が分からない、リスニング力が足りないために、もどかしい思いをすることばかりです。私も、残された短い留学生活を、後悔しないよう精一杯過ごしたいと思います。
【日韓交流サークルの登山にて】
【KUBAで行った韓屋村にて韓服体験】
TOPへ戻る