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留学生活体験記

【vol.109 2025年1月】(中国・湖北大学 泉 蒼さんより)

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大家好!
みなさんこんにちは。国際社会学科 2年の泉蒼です。私は今、中国は湖北省武漢市にある湖北大学に留学しています。今回は留学生活体験記ということで中国留学の事情について紹介したいと思います。
 
1. オッパ中国スタイル
 私が留学して間もない頃は、毎日がカルチャーショックの連続でした。特に留学初日、寮に到着して自分の部屋に入ると、前の寮生の荷物がそのまま残されていました。そのため、その日は雑巾片手に大掃除をしました。9月に日本を出発してからの1ヶ月間は、部屋の掃除や生活必需品の準備、ビザの手続き、教科書の購入など、人生で最も忙しい1ヶ月でした。また、中国ではスマホを利用した電子決済が主流で、街の小さな屋台でも電子決済しか対応していないことが多くあります。そのため、中国へ旅行や留学をする際は、事前に電子決済アプリを準備しておくことを強くおすすめします!
 
2. 湖北大学の留学生活はいかに
 私は湖北大学で中国語の中級クラスに参加しています。授業はすべて中国語で行われるため、最初は先生が話すスピードについていくのが大変でした。湖北大学の留学生向けプログラムには、中国語の授業だけでなく、中国の伝統文化を体験する授業や、映画を通して中国の歴史や文化を学ぶ授業などもあります。また、私は毎日、屋外にあるバレーコートで中国の学生とバレーボールをしています。初めは遊び感覚でプレーしていたのですが、続けているうちにサポーターをつけた本気のプレーヤーたちが次々と参加し、あっという間にコートを占領されました。しかし、終わる頃には「明日も同じ時間にやっているのか?」と声をかけられ、「また一緒にバレーをしよう!」と気さくに誘ってくれました。今では、毎日16時からコートの電灯が消灯する22時までプレーしており、すっかり本気でバレーに打ち込んでいます。さらに、バレーボールを通じて自然と中国語を使う機会も増えました。プレー中の掛け声や話し合い、ちょっとした雑談など、授業では学べない実践的な表現を身につけることができています。
 スポーツは人をつなぐ素晴らしいものですね。
 
3. 留学が終わるまでは...
 留学生活が始まってしばらくすると、環境にも慣れてくる一方で、日本が恋しくなることもあります。普段は授業や日々の生活で頭がいっぱいですが、寝る前のちょっとした時間や、朝起きてぼーっとしている瞬間には、日本にいる家族や友人のことを思い返してしまいます。特に、街中でふと日本の音楽を耳にした日には、つい友達に電話をかけたくなることもあります。そんなときは、日課であるバレーボールをすることで気分転換ができます。また、日本から持ってきた味噌汁を飲んだり、中国で見つけた日本のお菓子を食べたりするのもおすすめです。特に味噌は日本特有のもので、あの香りを嗅げば一発です。
 ホームシックだけでなく、授業や試験、日常生活でストレスを感じたときには、旅行へ行くこともとてもリフレッシュになります。私の場合、日頃のストレス解消と自分へのご褒美を兼ねて上海へ旅行に行きました。私が留学している武漢も中国では五本の指に入るほど発展した都市ですが、上海はそれをはるかに上回るほどの大都会でした。武漢とはまた違った上海の街並みに圧倒され、特に上海タワーなどの景色が美しい外灘は、一生忘れられないほど印象的でした。また、その後訪れた日本のスーパーでは、日本の食品や日用品が並ぶ光景に感動しました。特に「チョコモナカジャンボ」を見つけたときには、日本人の友達と、『スラムダンク』山王戦ラストの桜木と流川のように熱くハイタッチを交わしました。
 
 私が留学して約半年が経ち、その間にさまざまなことを経験しました。その中には良いことも悪いことも含めてたくさんあります。基本的に良いことの方が多いですが、悪いことも今思い返せば良い経験になったので、それを考えると良いことしか経験していません。
また、日本とは全く異なる環境で生活することは決して楽ではありませんが、この留学を通じて自分自身が大きく成長できたと思います。まだ半年しか経っていませんが、あと半年後の自分がどんなふうに変わっているのか、今から楽しみです。

 残りの留学生活も自分なりに楽しみながら、充実したものにできるよう頑張ります。
中国の高すぎるコンセント
ここが私のアナザースカイ
念願のチョコモナカジャンボ
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