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海外語学研修体験記

【vol.1 2010年10月】(カナダ・バンクーバーアイランド大学 黒田 梨花さんより)

流通・経営学科2年 黒田里香

私にとって今回の海外研修が初めての海外でした。福岡から上海を経由してカナダへ、空港から車移動の後フェリーでバンクーバーアイランドのナナイモというところに到着しました。
私がお世話になったホストファミリーはお母さんと3人の男の子兄弟がいる家庭でした。はじめはとても緊張しましたが、優しいホストマザーと明るい子供たちのおかげで次第に海外での生活に慣れることができたのだと思います。
学校では午前は授業、午後は課外活動でした。午前の授業はマギーという先生のもとでカナダの通貨や地理、先住民について学びました。私が思っていた以上にカナダの歴史は日本より浅く、驚くことがたくさんありました。他にもマギーの話は興味のそそるものばかりで、私たちが良く理解できないときは絵を描いたりジェスチャーを使ったり具体的にわかりやすい表現にしたりしてくれました。先住民についての学習では、実際の先住民の子孫の方から歴史を学びました。また、毛糸で枝折りを作ったり、伝統的なダンスを教えてもらい一緒に踊ったりしました。

午後の課外授業ではミニゴルフ、カヌー、インドアロッククライミング、ワイルドプレイなどの毎日異なる活動をしました。学校のあるナナイモというところは、自然が豊かで、湖でのカヌーや森の中でのワイルドプレイはとてもすがすがしい気持ちになりました。おそらく日本ではなかなか経験できないようなことばかりで、新鮮でとても楽しかったです。

毎日日常的に英語を使う生活は初めのころはなかなか過酷なものでした。相手の話している事が理解できても自分の思いを上手く伝えることができず、歯がゆい思いをすることが多々ありました。しかしカナダの人々は外国から来た私たちをすんなり受け入れ、困っているときには親切に道やバスの乗り方を教えてくれました。2週間という短い期間の中で、多くの人たちに助けられたと思います。
また、経由した上海空港での待ち時間やカナダでの生活の中で様々な文化の違いを発見することができました。トイレの扉が短かったり、バスは押しボタンではなく紐を引っ張らなければならなかったり、いろいろありました。日本と比較することであらためて日本の素敵な面に気づかされ、異文化理解は大切なことだと感じました。

今回研修に参加して、これまでの英語を話せるようになりたいという気持ちに加え、今は英語を使って海外の人々と交流したい、もっといろんな文化を知りたいという気持ちが強くなりました。この気持ちを忘れることなく、これからの英語学習によりいっそう励んでいきたいと思います。
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