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海外語学研修体験記

【vol.44 2020年1月】(中国・西安外国語大学 宮城 百花さんより)

経営学科3年 宮城 百花

私は9/1~9/21の3週間、語学研修で中国に行きました。通っていた学校は西安外国語大学の漢学院です。そこは、中国語を学ぶ外国人留学生が通っていて中国人と交流する機会はなかなかありません。中国語を学ぶ留学生は、私よりも中国語が流暢でライティングの点数がとても高かったです。私は中国語専攻の学部学科ではないため中国語の授業が週に1回しかありません。なので、漢字を書いたり声調通りに読んだりすることはできますがスピードはとても遅いです。初めて西安外国語大学で授業を受けたとき、先生の話すスピード、クラスメートが先生の話を理解して質問に答えている様子、全てにおいて衝撃を受けました。最初の1週間は中国での生活に慣れることと授業についていくのに必死で心に余裕がありませんでした。2週間の終わりにテストを受けましたが点数が低く、担任の先生に「明日から下のクラスに行きなさい」とまで言われました。

外に出て中国人と会話したり、留学生と会話したり、毎日朝8時20分からの授業に必死についていくのは大変でしたがだんだん耳も慣れてきてある程度聞き取れるようになりました。それと同時に自分の語彙力のなさを痛感しました。
3週間の語学研修中に、日本語を勉強している大学生と交流する機会が2回ありました。日本語専攻であったり、日本語専門の学校であったりと私よりも勉強量がはるかに多い学生がほとんどでした。日本語の勉強はどのようにしているのか?そんな疑問を持ち早速質問すると、日本のアニメ・漫画・ドラマのセリフで日本語を学んでいるという答えが多かったです。
西安外国語大学のクラスメートにはお話を聞くことができなかったのですが、ただ授業で中国語を勉強するだけでは意味がないと感じました。日本人同士でもいいから中国語を学んでいる人と中国語でコミュニケーションを取ることは大切だと思います。今までは授業を受けて、授業の中でしか中国語を使っていなかったのでなかなか上達できませんでした。しかし、3週間という短い期間ですが中国で語学留学をして感じたことは、自分が1年半勉強してきたことは無駄ではなかったけど勉強の効率が悪かったということです。中国人とWeChatを交換して、現在もやりとりをしています。明らかに自分の意識が変わったと強く感じます。

語学研修前までの1年半は、授業を受けて終わり、会話の授業でも模範解答を暗記してそれを言う、といった形でした。わからない・気になった単語を自主的に調べて、WeChatを通して中国人とやりとりをする、友達と中国語でおしゃべりする、中国のテレビ番組や映画を観る…。やり方は色々ありますが、まずはこれらを実践してみようと思います。
まだまだ中国語をはっきりと一発で聞き取ることは難しいですが、勉強法を見直して中国語のさらなる上達に向けて、これからの大学生活も勉強を頑張っていきたいです。
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