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 現在の仕事内容について教えてください。
 現在は佐世保市役所の子ども支援課に所属し、子どもに対する手当や助成に関する事務を行っています。主に担当している業務は児童手当です。市役所や市内の各支所・行政センターで受け付けた請求書や届出の審査・認定、その後の支払や予算編成なども担当しています。また手当に関するお問い合わせの電話対応や、窓口対応もしています。
 佐世保市役所は研修を受ける機会が充実していて、また職場での評価について上司と話す機会もあります。私が所属している部署は、親切で気さくに話せる先輩や上司が多く、新しい業務にも挑戦できる環境なので、風通しの良い雰囲気の中で日々勉強しながら仕事ができています。

 就職活動開始から内定までの大まかな流れを教えてください。
 公務員になることを目標に、大学3年次の1月頃から公務員試験対策講座を受講しました。また、公共政策学科で必修科目の「公共機関インターンシップ」を佐世保市役所で行ったほか、民間企業のインターンシップにも多数参加し、視野を広げながら自己分析を行いました。
 3年次の1月頃から就職試験が始まりましたが、地域の方とより近い距離で仕事をしたいと思ったため、市役所・民間企業の計5社を受けました。そのうち4社から内定をいただき、非常に迷いましたが、最終的には行政を通じて人々の支えになりたいとの思いで佐世保市役所に決めました。

 今後の仕事における目標について教えてください。
 今後の目標は、法令や規則をより理解し、上司や今後できる後輩、そして市民の方に分かりやすく伝えられるようになることです。また新入職員研修の中で「初心は忘れるもの(だから忘れない工夫をしなさい)」という言葉をいただきました。
 採用時に抱いた初心は、今後も忘れずに持ち続けていきたいと思います。そして普段から先輩や上司から学んだことは逐一メモを取って、二度同じことを言われることがないようにしているため、それは今後も続けていきます。

実際の子育て世代の悩みや支援策など、入庁後に初めて知ることが多いと話す久保田さん。
「大学時代に人と関わるアルバイトをしていたので、電話や窓口でスムーズに対応できています」とのこと。

 大学での講義「長崎のしまに学ぶ」と「公共機関インターンシップ」は大きな転機になったと思います。実際に地域や行政の現場に足を運んで、地域の課題発見・課題解決を自分なりに目指すもので、本当に学びの多かった講義だと思います。また、「公共機関インターンシップ」を佐世保市役所で行ったことで、市役所で働く自分の姿を想像しやすくなり、志望動機がより明確になったと思います。
 大学で学んだことのほとんどは、今の仕事に役立っています。特に「公共政策論」や「地方財政論」などの講義は、公務員として働く上での必須知識を学べるので、履修していてよかったと実感しています。
 長崎県立大学は地域に根差した大学で、本当に多彩な学びを得られる場所です。佐世保校では新校舎の建設も進み、今後はより快適な環境で大学生活を送ることができると思います。そして公共政策学科は、公務員志望の学生はもちろん、身近な地域社会のために働いていきたいと考えている人にとって役に立つ講義が多いのが特徴です。
 大学は高校までとは違って、何を学ぶか、どのような姿勢で講義に臨むのか、すべて自分で決めることになります。自由な反面、大学での4年間は良くも悪くも自分次第で大きく変わります。
 ぜひいろんなことにチャレンジしながら、楽しい大学生活を送っていただけたらと思います。
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