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公共政策学科
Department of Public Policy
地域創造学部 / 佐世保校
広い視野で地域社会に貢献できる人材を育成
大学での学びをもとに、広い視点と柔軟な発想で地域課題の解決につなげることが出来る人を育てます。
公共政策学科の様子
いろいろな地域課題の本質を見つけ、課題に対応できる能力を身につける  
公共政策学科では、総合科学かつ実践科学としての公共政策学の修得を目指します。そのため「基幹科目」「発展科目」「実践科目」「ゼミナール」「関連科目」で構成される「学科専門科目」が57科目あり、基礎から応用まで、また理論から実践まで、皆さんの関心により体系的かつ網羅的に学ぶことができます。
その中でも特徴的なのが「公共政策実習」や「公共機関インターンシップ」といった現場志向の強い実践科目です。地域の課題を見つけ、的確に政策対応できる人材を育てる
学科です。
教育目的
公共という視点に立って、政策の企画・立案及び評価に関する知識・知見と実践力を身に付け、幅広い視野で地域の政策課題を解決できる人材を育成します。具体的には次のような分野で活躍できる人材です。
○公共政策に関する知識・知見を有し、地方自治体等において活躍できる人材
○公共政策に関する知識・知見を有し、教員として活躍できる人材
学びのポイント
01.公共政策に関連する専門知識を学ぶ
実際の現場で公共政策を企画・立案し、評価する際に必要な基本的知識が身に付く講義が充実しています。行政や法律、政治などに関する学びを中心とした『公共政策関連分野』を軸に、『地域課題関連分野』『経済・社会関連分野』をバランス良く学修。こうした分野を横断的に学ぶことで、より専門的な公共政策につながっていきます。
02.実践的な教育で課題解決能力を育成
地域を多角的に分析する手法を身につけ、地域社会の現状と理論的背景から地域の課題を考察し、解決する力を養います。特に「公共政策実習」や「公共機関インターンシップ」では、地域での実践的な学びや自治体等での就業体験を通し、課題解決能力はもちろんのこと、責任感も育まれます。
求める学生像
~ 公共政策学科のアドミッション・ポリシー ~
高等学校までに習得した知識・情報・探究力をつなぎ合わせて、地域社会の様々な問題について、筋道を立てて考え、文章化するなど、論理的に説明することができる人

学科の教育課程で学ぶ諸学問分野の知識を習得する上で基本となる理解力を有する人

公共の問題に関心を有し、地域社会の諸課題について多様な人々と積極的に話し合える柔軟性と主体性を有する人

学科長メッセージ
黒木 誉之 学科長
学科長
黒木 誉之
専門分野:市民自治論、地方自治論、参加・協働論、 行政学、公務員制度論、公法学、平和学
学位:博士(アドミニストレーション)
ガバナンスにおける地域公共人材の育成
近年の地域社会は、政策決定や公的サービス生産供給の主体が行政のみという一元的なガバメント(統治社会)から、市民、企業、学校、NPOなどの多様な主体の協働で支えられるガバナンス(協治社会)へと質的に変化してきました。
そこで、公共政策学科では、ガバナンスに求められる人材を育てるべく、「公共政策論」等の基幹科目、「市民自治論」等の発展科目、近隣自治体で実施する「公共機関インターンシップ」や、地域課題の調査研究に取り組む「公共政策実習」といった実践科目等を配置しています。

この発展段階的なカリキュラムで学び、地域公共人材を目指したい、という意欲ある皆さんの入学を待っています!

講義内容ピックアップ
地方政治学
地方政治学
戦後日本の地方政治と中央政治の関係を紐解きながら、自治体の二元代表制における議会と首長のあり方、自治体行政の役割、住民参加、日米制度比較などに焦点を当てた講義です。地方政治は国政と異なり、住民生活により身近にかかわる役割を担っています。
近年の人口減少や社会環境の変化に伴い、地方創生、地方政治の担い手不足などの課題が注目を集めていますが、本講義では“地域"に住む当事者として地方政治の重要性を学び、主権者意識の涵養を目指します。
公共政策実習
公共政策実習
実際の体験を通して、地域の課題発見・解決能力等を養うのが本講義の目的です。まず、2年生までに学んだ知識が前提となります。その上で、必要となる社会常識やビジネスマナー等の基本のスキルを、当講義の事前学習で身につけます。
次に、地域に出て、様々な人たちと接することで、コミュニケーション能力や社会規範等を身につけます。そして、地域課題の解決策を探求し、最後には、地域の方々に政策を提案する実践的な科目です。
4年間のカリキュラム
公共政策学科4年間の学びの流れ
※卒業要件として修得すべき科目には、検定試験合格等が修得要件となっている次の科目も含まれます。
 「新聞で学ぶ経済Ⅲ」(日経TEST430点もしくはニュース時事能力検定2級)
※2023年度のカリキュラムです。
4年間のカリキュラムの流れ
1年次
地域の現状と課題の見方、考え方を学びます。
地域創造概論や地域経済論で、地域創造とは何か、そのために何が必要かを学びます。
・地域創造概論
・地域経済論
2年次
より専門的に地域課題や解決方法を学びます。
公共政策論、政策形成論などを中心に、地域課題にどう対処すべきか、より専門的に学んでいきます。
・公共政策論
・政策形成論
・地方自治論
・市民参加論(NPO/NGO論含む)
・社会調査法
3年次
公共政策実習やインターンシップがあります。
学内での学びとフィールドワークなど学外での学び、経験を加えて、進路を意識した学びを深めます。
・行政学
・地域計画論
・地域振興論
・公共政策実習
・公共機関インターンシップ
4年次
卒業論文の作成に取り組みます。
これまで演習などを通じて学んだことを卒業論文としてまとめます。
・卒業論文
取得できる資格・免許など
  • 日経TEST
  • ニュース時事能力検定2級
  • 社会調査士
  • 中学校教諭一種免許状(社会)
  • 高等学校教諭一種免許状(地理歴史、公民)
想定される進路
  • 地方公務員
  • 国家公務員
  • 電気・ガスなどの公益事業会社
  • 農協など地域の公的団体
  • 教員 など
業種別就職状況(単位:%)※令和5年度卒業生実績
地域別就職状況(単位:%)※令和5年度卒業生実績
主な就職先※令和5年度卒業生実績

●中国運輸局、九州地方整備局、福岡労働局、佐賀労働局、長崎労働局、長崎地方法務局、熊本国税局、長崎県、大分県、宮崎県、成田市、松江市、出雲市、岡山市、大牟田市、伊万里市、長崎市、佐世保市、諫早市、大村市、平戸市、壱岐市、新上五島町、八代市、中津市、由布市、都城市、西都市、高鍋町、長崎県警察、長崎市消防局、長崎県教育委員会、公立学校共済組合愛知支部
●アパホテル、イシマル、SCSKニアショアシステムズ、大島造船所、カチタス、西部ガス佐世保、スチームシップ、大光食品、ナフコ、野村證券、平田機工、マイナビ、三菱自動車ファイナンス
研究内容ピックアップ
深谷 直弘 准教授
地域創造学部 公共政策学科 准教授
深谷 直弘

#社会学 #社会調査
原爆記憶の継承、震災記憶の伝承に関する社会学的研究
私は主に、①長崎の被爆遺構の保存と活用についての研究、②体験を持たない被爆者や若者の継承活動に関する研究、③福島県内の震災遺物や震災遺構の保存と活用に関する研究、④原発事故の経験と証言活動に関する研究という4つのテーマで研究を行っています。
学生メッセージ
 MESSAGE / 学生

大学で学んだ幅広い知識を
将来は公務員として活かし地域の課題解決を目指す
公共政策学科 4年(取材時)
長崎県 出身 尾崎 咲幸さん
 なぜこの学科を選びましたか?
 私は高校時代から公務員になりたいと思っていて、卒業後の進路として公務員の合格実績が豊富な公共政策学科を選びました。講義で学ぶ地域経済や地域課題、政策評価、法律などの知識は公務員の業務に繋がると思っています。社会調査士の資格取得に必要な科目を受講できることも魅力でした。

 現在学んでいることや学科の魅力は?
 主に行政法や地方自治法などの法律分野や、社会調査の方法や実践について学んでいます。公共政策学科の魅力は、学ぶことができる範囲の広さです。ミクロ経済学やマクロ経済学などの経済分野はもちろん、憲法や民法、行政法などの法律分野から、公共政策論や政策評価論などの公共政策分野まで、その領域は多岐に渡ります。

 将来の目標や夢は?
 将来の目標は、公務員になって地元の長崎県に貢献することです。西九州新幹線開業や長崎駅周辺の開発で街が大きく変わる一方、人口減少や若者の流出などの課題を抱えています。地域に密着した大学での学びを活かし、もっと愛される長崎県になるお手伝いができれば、と思っています。
PICKUP!
\ 注目の講義 /
公共機関インターンシップ
公務員の仕事を実際に体験
平戸市役所でのインターンシップに参加し、社会人としてのマナーや公務員の業務、自分自身の課題について学ぶことができました。社会人の方と話したり、実際の業務に取り組んだりする貴重な機会となりました。
 MESSAGE / 学生

卒業後は公務員として地元で就職し、
県内外の人が安心できるまちづくりに貢献したいです。
公共政策学科 4年(取材時)
長崎県 出身 田尻 蒼依さん
 なぜこの学科を選びましたか?
 高校生の頃から、生まれ育った長崎で地域の方をサポートするような仕事をしたいと思っていました。公共政策学科のカリキュラムは、地域の特徴や課題、解決方法を学びながら実践的に活動できる内容なので、4年間で具体的な仕事を考えたい自分にピッタリだと感じました。

 現在学んでいることや学科の魅力は?
 さまざまな必修・選択科目を通して、自分の地元や将来働きたい地域の問題を考えることが多いです。どのような解決策が必要なのか、他の学生と一緒に考えながら意見を交わすなかで、自分自身の考えが深まります。こうした経験は、卒業後の進路にも活かせると思います。

 長崎県立大学に進学してよかったことは?
 長崎県立大学は学生にとって快適な環境が整っています。大学だけではなく学生団体のサポートもあり、同じ学生の視点から不安を解消することができます。また勉強の面では、外部講師の方のお話を聞く貴重な機会もあります。卒業後は公務員として地元で就職し、県内外の人が安心できるまちづくりに貢献したいです。
PICKUP!
\ 注目の講義 /
危機管理論
教科書で制度やシステムを学びながら、先生方の行政機関での体験談も交えた解説を聞くことができるため、学修内容がよりリアルに感じられます。学生との会話からテーマを広げる講義でとても充実した内容です。
卒業生インタビュー
Q&A
公務員試験対策となる講義はありますか?
卒業するには資格検定試験が必要ですか?
教員免許を取得することはできますか?
実践的科目はどのような内容ですか?
社会調査士の資格が取れるのですか?
どんな人におすすめの学科ですか?

PICK UP -おすすめコンテンツ

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