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地域創生研究科|情報工学専攻

度情報化社会における問題を自ら発見し解決する能力を身に付ける
「情報工学専攻」は、情報処理技術者及び情報工学研究者として必要な、高度な専門的知識や能力を修得するため、情報セキュリティコース、及び人間情報科学コースの2コースを設置しています。
「情報セキュリティコース」では、暗号理論、データセキュリティ、セキュアな情報システムの運用、ネットワークの状況把握や攻撃検知、またリスクマネジメントといった講義科目を揃えます。「人間情報科学コース」では、情報処理システムとしての人間理解、実世界のデジタルモデリング、デジタル情報処理、デジタルおよび物理レンダリングまでをカバーする講義科目を揃えます。この2コース各々から講義科目を選択し履修することも可能です。
S-DASHプログラム(2027年度から)
令和7年6月、文部科学省の「令和7年度 大学・高専機能強化支援事業」に選定されました。
この支援事業は、高度情報専門人材の確保に向けた大学の取組を支援するものであり、本学の事業計画は以下の通りです。

【事業計画】
〇文部科学省からの助成額 7億2500万円
〇取組み内容
【S-DASHプログラム(Synthesizing Data Science and AI for Security and Human/ 高度情報専門人材育成プログラム)】
情報工学専攻(修士課程)の入学定員を15名(2027年度~)、地域情報工学分野(博士後期課程)の入学定員を2名(2029年度~)増やし、データサイエンスやAI科目を取り入れ、全国トップレベルの学修環境を活用した情報セキュリティ教育、人間の理解や人間とコンピュータとの関係性を探求する人間情報科学教育を行います。また、企業との共同研究や実務家教員による実践的教育を推進します。教育・研究環境の高度化のため、データサイエンス・AI科目等の教員採用や、仮想化システムを基盤とした情報セキュリティ演習室、ヒューマンセンシング・生理心理計測実験室の整備、さらに長崎市内にサテライトキャンパスを整備します。
※本内容は文部科学省への届出前の予定であり、内容に変更があり得ます。

学びのポイント

01.情報工学に関する多彩な領域を研究することができます。
02.国内初の情報セキュリティ学科での学びをさらに深める高度なカリキュラムがあります。
03.人間情報科学コースには各種メディアを駆使し、情報をデザインするカリキュラムがあります。
04.課題設定・調査・分析・考察・解決法の提案等の能力を涵養する研究指導をおこないます。

求める学生像 ~情報工学専攻のアドミッション・ポリシー~

本専攻は、下記のいずれかの項目に該当する人を求めます。

  1. 情報処理または情報セキュリティの分野の基本的な知識・リテラシーを有する人
  2. 高度な情報処理技術や情報セキュリティ技術を修得可能な素養を持つ人
  3. 高度情報化社会における諸問題に対し解決を図ろうとする強い意欲を持つ人

設置コース

情報セキュリティコース

教育目標
情報処理技術者として必要な情報工学の知識や技術をベースに、情報セキュリティ分野で活躍するための最先端の専門知識や専門技術を持ち、高度情報化社会における情報セキュリティの問題を自ら発見し解決する能力を持つ人材を養成します。
学部教育で培った情報科学、セキュリティ技術、数理科学の知識・技術を基礎とし、さらに高度な暗号技術、情報セキュリティ、リスクマネジメント分野におけるセキュリティ能力の修得を目標とします。
修了後の進路等としては、国内外の情報産業各社および関連企業、情報セキュリティベンダなどを想定しています。

取得できる学位
修士(情報工学)
アドミッション・ポリシー
人間情報科学コース

教育目標
情報科学を基礎とした人間の理解および人間とコンピューターとの関係の理解を深めるための概念を創造できる人材、ならびに、これらの理解に基づく情報技術を創造できる人材を養成します。
学部教育で培った知識・技術を基礎にモバイルアプリケーションの作成・開発、CG アニメーションの作成・開発、Web デザインの作成・開発、AI、データベース技術等をより具体的・現実的なソフトウェア開発に応用し、感情・色彩・視聴覚情報処理等のアプリケーション作成・開発の知識・技術の修得を目標とします。
修了後の進路等としては、国内外の情報産業各社および関連企業、コンテンツ産業および関連企業などを想定しています。

取得できる学位
修士(情報工学)
アドミッション・ポリシー
専攻長メッセージ
専攻長 平岡 透
専攻長
平岡 透
専門分野:画像工学、地理情報工学、防災工学
学位:博士(工学)
日々進歩する情報セキュリティの専門知識や技術を学ぶ
情報デザインや情報技術は日々革新しています。情報工学専攻には、時代の変化に合った様々な専門分野を研究している教員が集まっており、幅広い知識や技術を学ぶことができます。情報セキュリティ分野を専門とする教員が揃っているのも、他大学にはない大きな特色です。
AIやloTを含むデータサイエンスの発展により、様々なデータを収集・解析・予測、社会システムをスマート化する技術が進歩しています。ただ、それらはあくまでも道具であり、人がどのように使うか、最終的に社会でどのように役立つかが肝心です。大学で身につけた専門知識や高度な技術を、是非実社会で生かしてほしいと思います。
修了生の声
田嶋 拓斗 さん
情報工学専攻
情報セキュリティコース
田嶋 拓斗 さん
サイバーセキュリティ人材育成の研究を実践中
私は年々、複雑化・巧妙化しているサイバー攻撃に関してより高度な知識やスキルを修得したいと思い、進学を決断しました。
大学院の魅力は、多くの人々の協力を得ながら時間をかけて世の中の課題解決にチャレンジできるところ。
また、論文執筆や口頭発表を通して、他者にわかりやすく伝える能力をトレーニングできるのも大学院の醍醐味だと思います。
伊藤 拓哉 さん
情報工学専攻2年(取材時)
伊藤 拓哉 さん
具体的な目的を持って進学することでさらに成長できる
卒業研究で取り組んだスマート農業をより深く学び、研究したいと思って大学院への進学を決めました。
今は、農作業で得られるさまざまなデータを計測、可視化するため、計測装置の開発に取り組んでいます。
大学院では、自分の研究にたっぷりと時間をかけられるので、担当の教授と相談しながら、自分がやりたいことを極めてほしいと思います。
研究指導教員

情報セキュリティコース

教員
専門分野
制御システムセキュリティ
暗号理論、実装、数論アルゴリズム
認証、鍵管理、サイバーセキュリティ、トラスト
インターネット基盤運用・基盤セキュリティ
ネットワークセキュリティ、ユーザブルセキュリティ
准教授
時系列解析、統計的リスク分析
生体認証、モバイルセキュリティ、ソフトウェアテスト

人間情報科学コース

教員
専門分野
教授
まちづくり工学(観光情報学、映像制作、教育工学)
データベース、アクセス制御
コンピュータグラフィックス、メディアコンテンツクリエーション
実世界情報処理
デザイン学、芸術工学、色彩情報
画像処理、地理情報処理、地域防災、地域活性化
数理的造形、画像処理
講師
画像工学
音響心理学
授業科目

修士課程共通科目

●地域振興特論 ●マネジメント・リーダーシップ特論

専門科目

情報セキュリティコース

●データセキュリティ特論 ●生体認証特論 ●暗号数理特論 ●ネットワークセキュリティ特論 ●情報セキュリティリスクマネジメント特論 ●インターネット基盤セキュリティ持論 ●制御システムセキュリティ持論 ●現代暗号持論 ●サイバーセキュリティオペレーション持論 ●数理科学特論 ●ソフトウェア開発プロセス特論 ●ユーザブルセキュリティ特論

人間情報科学コース

●空間情報工学特論 ●聴覚情報処理特論 ●ヒューマンインタフェース特論 ●実世界情報処理特論 ●色彩情報特論 ●数理造形表現特論●社会情報科学特論 ●視覚メディア工学特論 ●感性情報学特論 ●計算機科学特論 ●データベース特論 ●数理情報特論

研究指導科目

●特別研究
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