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2020 波佐見グリーンクラフトツーリズム調査研究について
2021-06-25
共同研究先:西海陶器株式会社
概要及び成果
波佐見町の稼ぐ力に関する研究として観光客の動向調査を行い、客数の増加よりも客単価の増額の方が地域経済活性には有効であることがわかった。
客単価増額のため、絵付体験などの「コト消費」・カジュアル・リッチな波佐見焼の「モノ消費」・その時その場でしか味わえないコトやモノへの「トキ消費」の三つに注力することで、観光事業の活性化を得る可能性を見出した。
研究の目的、背景、概要
波佐見町では、陶と農の融合によるグリーンクラフトツーリズムを推進し、交流人口の拡大と地域経済活性に取り組んでいる。
波佐見町の特性や地域資源を活用した収益性ある産業観光を図るため、800組の大規模アンケート調査による詳細なデータを収集し、波佐見観光の客層分析結果から波佐見町の「稼ぐ力」を把握し、それぞれの要素に対して有効な消費喚起策の提案を行った。
分析結果を観光政策に還元することで、地方創生や地域経済活性化に貢献する。
------文献情報-----
『笑うツーリズム:HASAMI CRAFT TOURISM』石風社、2021年1月10日、児玉盛介・古河幹夫・竹田英司・山路学 共編著。
「長崎県波佐見町の稼ぐ力に関する調査研究:2020年度長崎県立大学受託研究成果報告書」『長崎県立大学論集』第54巻第4号、P177-206、2021年3月31日、竹田英司。
「佐賀県有田町の稼ぐ力に関する調査研究:2020年度長崎県立大学受託研究成果報告書」『長崎県立大学論集』第54巻第3号、P35-58、2020年12月30日、竹田英司。