本文へ移動
情報セキュリティ学科
Department of Information Security
情報システム学部 / シーボルト校
高度な知識と実践経験で情報の信頼を築く
社会的にニーズの高い情報セキュリティ分野のプロとして活躍を目指します。
情報セキュリティ学科の様子
最新設備の整った専用の演習室でセキュリティ分野の仕組みを体感
インターネットは日常生活に欠かせないものとなり、個人情報の漏えいやサイバー攻撃などへの対策が大変重要なものとなっています。
しかしネットの世界で起きていることが、具体的にどのような仕組みになっているのかを目にする機会はなかなかありません。そこでセキュリティ演習室では、安全な仮想環境を利用した攻撃・防御の演習や、実際にインターネット上で行われている攻撃の観測など、実践的な演習が可能な設備を用意しています
これらを活用してネットの世界を体感することで、サイバーセキュリティ対策の基礎を修得することができます。
教育目的
情報セキュリティ全般にわたる広い視野と知識を備え、情報セキュリティのプロフェッショナルとして活躍できる人材を育成します。具体的には次のような分野で活躍できる人材です。
○情報セキュリティに関する知識や技術を有し、企業や行政などの情報セキュリティ分野で活躍できる人材
学びのポイント
01.セキュリティ技術者の育成
情報セキュリティ技術者として企業の第一線で活躍できる人材の養成を目指すため、IT技術に関する幅広い知識とともに、重要な情報を守るシステム構築の方法や情報管理の仕組みなど、情報セキュリティに関する知識・技術について深く学びます。そうした中で、情報セキュリティのプロとしての高い専門性と実践力を身につけます。
02.即戦力としての活躍を目指す
社会で即戦力として活躍できるよう、通常の講義・演習に加えて、セキュリティキャンプやITキャンプなどへの参加や、情報セキュリティ関連企業への長期インターンシップ、情報技術に関する国家資格の取得などの実践的な教育を行います。


求める学生像
~ 情報セキュリティ学科のアドミッション・ポリシー ~
情報セキュリティに関する基本的な知識・技術を修得し、情報セキュリティ分野で活躍したい人
システム開発、プログラミング、ネットワークなどの情報技術に強い関心を持つ人
情報技術の活用により問題解決を図ろうとする意欲を持つ人
学科長メッセージ
小林 信博 学科長
学科長
小林 信博
専門分野:情報セキュリティ、CPS、IoT
学位:博士(工学)
世界に通じる専門知識と実践力の習得へ

ネットワークやIoT等の進化により私たちの生活は便利で豊かになりました。今後はAIや量子コンピュータの活用により難病治療や輸送の最適化などの社会課題の解決が期待されます。一方、サイバー攻撃によるリスクも高まっており、社会の「安全・安心」を守る力が重要です。本学科では、情報セキュリティの理論から応用までを学ぶ講義に加え、最新設備による実践的な演習や企業等との共同研究を通じて、課題解決の実践力を養うことができます。
将来、社会の安全・安心の確保に向けて活躍する夢を持ち、自ら学ぶ意欲のある学生を歓迎します。
講義内容ピックアップ
ネットワークセキュリティ
ネットワークセキュリティ
ネットワーク上では日々様々な種類の攻撃が行われていますが、それぞれの攻撃にあった対策を行うことが重要です。本講義では、脆弱性の検査をテーマとして、ネットワークにおける攻撃や防御に関する様々な知識を修得します。
本講義の学習内容を活用し、他の科目で実際の攻撃・防御演習を行うことによって、より実践的な技術を身につけることができます。
暗号数理
暗号数理
セキュリティ技術の基盤となっている現代の暗号技術は数学的知見を基にしているのが一般的です。
本講義では、線形代数、整数論、代数学、統計学などの数学的知見や、計算量理論やアルゴリズムなどの理論計算機科学的知見などの前提知識を修得しながら、現代暗号の動作の仕組みや安全性証明について学修します。
4年間のカリキュラム
情報セキュリティ学科4年間のカリキュラム
※卒業要件として修得すべき科目には、検定試験合格等が修得要件となっている次の科目も含まれます。
 「情報技術演習」(ITパスポート試験等)、「情報セキュリティ演習」(情報セキュリティマネジメント試験等)
※2023年度のカリキュラムです。 
4年間のカリキュラムの流れ
1年次
コンピュータなど情報科学の基礎を学びます。
情報科学の基礎を、知識とともに演習を通して学びます。
・情報数学
・コンピュータネットワーク
・プログラミング入門
2年次
暗号技術やネットワークセキュリティなどを学びます。
情報セキュリティの様々な領域について基本的な知識や倫理を学びます。
・ネットワーク・サーバ設計構築演習
・暗号技術
・認証とアクセス制御
・セキュリティリスクマネジメント
・プログラミング応用
・暗号応用
3年次
インシデントハンドリングなどを実践的に学びます。
情報セキュリティの専門的な技術を演習を通して実践的に学びます。
・ネットワークセキュリティ
・脆弱性検査技法
・データセキュリティ概論
4年次
卒業研究として課題に取り組み論文を執筆します。
興味のある専門領域を選び、学術的に社会課題に取り組みます。
・卒業論文
取得できる資格・免許など
  • 情報処理技術者試験[国家試験]
    (ITパスポート試験、情報セキュリティマネジメント試験、基本情報技術者試験など)
想定される進路
情報セキュリティ専業の企業、情報通信関連企業のセキュリティ部門、ユーザ企業のセキュリティ部門、公務員 など
業種別就職状況(単位:%)※令和6年度卒業生実績
地域別就職状況(単位:%)※令和6年度卒業生実績
主な就職先※令和6年度卒業生実績
NCD、NBC情報システム、エムオーテックス、オフィスメーション、オリックス生命保険、十八親和銀行、新晃工業、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング、長崎原爆病院、ニーズウェル、ノールネットワークス、三菱電機ソフトウエア、リコーITソリューションズ、AGEST、NECネッツエスアイ、TDK、アクセンチュア、網屋、SBテクノロジー、京セラコミュニケーションシステム、ゼンリン、ディアイティ、日鉄ソリューションビズテック、日本プロセス、東日本電信電話、三菱電機インフォメーションネットワーク、福岡銀行、ラック、長崎県警察、時津町
ゼミ紹介
島成佳教授
情報システム学部 情報セキュリティ学科 教授
島 成佳

#サイバーセキュリティ
|島ゼミ|
情報システムと社会システム 2つの分野から課題にアプローチ
経済活動や市民生活を支える社会システムとの関わりが年々深くなるサイバー空間は、事故が発生した際の影響も大きくなっており、これまで以上に安全な環境が求められています。
サイバーセキュリティ分野においても毎年新たな課題が発生し、それらは多様化・複雑化しています。
そして、課題の把握や解決には、情報システムと社会システムの両観点が必要です。
私のゼミでは解決が求められる課題(ニーズ)に基づいた研究を行っており、社会・組織・個人といった対象と技術・制度・人の観点を組み合わせることで課題解決を図ります。
学外の方と連携した研究が中心となることも特徴です。
学生メッセージ
 MESSAGE / 学生

セキュリティ棟で
実践的な演習を繰り返す中で
高度な知識と技術を修得
情報セキュリティ学科 4年(取材時)
福岡県 出身 千々岩 佑月さん
 現在学んでいることや学科の魅力は?
 私は今、所属ゼミで暗号プロトコルについて主に学んでいます。
安全な通信や計算に不可欠な技術であり、卒論のテーマとして深く探求したいと思っています。
この学科の魅力は、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる環境です。
また、進級要件のITパスポートと卒業要件の情報セキュリティマネジメントの試験対策も充実しています。

 長崎県立大学に進学してよかったことは?
 特に良かったのは、情報セキュリティ産学共同研究センターという専門施設で、より専門性の高い学習が可能なことです。
この他、実務経験の豊富な先生方が多く、熱心にサポートしてもらえる点も大きな魅力。
情報セキュリティ分野に少しでも興味があれば、基本的な知識から十分学んでいくことができると思います。

 将来の目標や夢は?
 将来は、情報セキュリティの専門家として社会の安全と安心に貢献し、日本のサイバーセキュリティを支える一員になりたいです。
そのためには常に学ぶ姿勢を忘れず、知識をアップデートし続けることが最も重要だと考えています。
在学中に資格取得にも積極的に取り組み、専門知識をさらに深めていきたいです。
PICKUP!
\ 注目の講義 /
インシデント
ハンドリング
謎解き感覚でトラブルを分析
マシンに対する攻撃の経路分析など、様々な課題に取り組みます。
シナリオと条件をもとに原因を探す過程が、謎解きゲームをしているようで面白いです。
3年次以降はこうした演習中心の講義が増えていきます。
 MESSAGE / 学生

情報セキュリティ分野に興味を持つ
仲間たちと切磋琢磨できる環境
情報セキュリティ学科 4年(取材時)
兵庫県 出身 宮﨑 瑛輔さん
 なぜこの学科を選びましたか?
 高校での研究課題をきっかけに興味を持った情報セキュリティ分野について、より専門的に学べる大学を探す中で、この大学のことを知りました。4年制大学で初の情報セキュリティ専門の学科で、他の情報系学科より多くの情報セキュリティについて学べることが決め手になりました。

 長崎県立大学に進学してよかったことは?
 自分と同じように、情報セキュリティ分野に興味がある仲間たちと出会えたことです。高校生の頃は、周りにそういった人がほとんどいなかったので、一人で調べたり作業したりすることが中心でした。この学科では学生同士で意見を共有したり、協働で作業したりする機会が豊富で、異なる視点からもヒントを得て学ぶことができています。

 将来の目標や夢は?
 情報セキュリティの専門家として、サイバー攻撃やデータ侵害から組織を守り、ユーザーのプライバシーを確保するために技術と知識を発揮したいです。また、セキュリティ教育や意識向上の活動にも力を入れ、サイバーセキュリティの重要性を広く社会に周知していきたいです。
PICKUP!
\ 注目の講義 /
脆弱性検査技法
サイバー攻撃とセキュリティ対策を実践
コンピュータのどんな脆弱性に対してどんな攻撃が行われるのかなど、一般的なサイバー攻撃の手法とそのセキュリティ対策を学びます。実際に仮想環境を使って試すことができるので、サイバー攻撃の対策の仕組みを詳しく理解できます。
 MESSAGE / 学生

学内に実践的なセキュリティ演習環境が
整っている点が特に魅力的です。
情報セキュリティ学科 3年(取材時)
香川県 出身 齋藤 脩愉さん
 なぜこの学科を選びましたか?
 もともとコンピュータに興味があり、高校時代に独学で技術や理論を勉強していました。より専門的な知識を学べる大学を探していたところ、長崎県立大学の情報セキュリティ学科を見つけました。学内に実践的なセキュリティ演習環境が整っている点が特に魅力的でした。

 現在学んでいることや学科の魅力は?
 主にネットワークの基盤分野に関する勉強をしています。普段何気なく使っているインターネットの通信の仕組みを学べて興味深いです。実際に小規模なネットワークを構築する演習に取り組むなかで、ユーザー視点では気付かないリスクに触れることができています。

 長崎県立大学に進学してよかったことは?
 さまざまな知識や技術、趣味を持った友人たちと出会えたことです。これまで目を向けてこなかった分野や技術について話す中で新しい知識を共有でき、講義中にはお互いの専門性を活かしてアドバイスし合っています。もっと専門知識を学び企業で実務経験を重ねた後、将来はコンピュータの技術者を育成する仕事をしてみたいです。
PICKUP!
\ 注目の講義 /
データベース論
データにはさまざまな数量的関係・親子関係があります。この講義では、そのようなデータの関係について学修します。データ構造を理解し、現実世界の情報をデータ化する能力を高められる点がお気に入りです。
卒業生インタビュー
Q&A
数学が得意ではなくても大丈夫ですか?
情報セキュリティの授業が1年次にない理由は?
教員はどのような人たちですか?
卒業後はどのような仕事に結びつきますか?
どんなことを学びますか?
大学院はありますか?

PICK UP -おすすめコンテンツ

クラブ&サークル活動についてはこちら
入試情報についてはこちら
進路・就職状況
入学を決めた理由
長崎・佐世保ってどんなところ?はこちら
授業料・入学金についてはこちら
障がい者支援についてはこちら
TOPへ戻る
資料請求はこちら/お問合せはこちら