本文へ移動
研究ピックアップ 
平岡 透
情報システム学部 情報システム学科 教授 平岡 透
地理空間情報の分析および非写実的画像への変換・評価手法について研究をおこなっています。

情報システム学部 情報システム学科 教授
平岡 透 (ヒラオカ トオル)

#地理情報処理 #画像処理 #機械学習 #地域防災 #地域活性化
#デジタルアート
Q.01
研究テーマとその内容、具体的な取り組みについて教えてください。

A.
「① 地理空間情報を用いた地域防災および環境評価」と「② 新しいタイプのノンフォトリアリスティックレンダリングの生成と機械学習による評価」に関する研究を行っています。「①地理空間情報を用いた地域防災および環境評価」では、航空写真や衛星データ、レーザスキャナデータ、道路ネットワークデータ、土地利用データなどのさまざまなデータを用いて地域防災や環境評価に関する分析を行っています。「②新しいタイプのノンフォトリアリスティックレンダリングの生成と機械学習による評価」では、写真画像や動画、3次元データから非写実的な画像に変換する手法、また機械学習を用いた非写実的な画像の評価手法の開発を行ってします。
Q.02
この研究をはじめようと思ったきっかけについて教えてください。

A.
①の研究をはじめようと思ったきっかけは、長年民間企業で建設コンサルタントや地図関連事業に携わっていたことと、災害による人命救助や地球環境の保全に強く関心があったことが結びつき、現在および後世の人類に貢献できればと考えたからです。
②の研究をはじめようと思ったきっかけは、現在ノンフォトリアリスティックレンダリングの研究を行っていることから、反復処理による新しい非写実的な表現を探求し、自然界の模様との関係を明らかにしたいと考えたからです。また、脳の情報処理に興味があったこともあり、人がアートやデザインをどのように認知していうかということを知りたいと考えたからです。
Q.03
研究内容が身近な社会とどのように関わり、影響を及ぼすのか教えてください。

A.
①の研究成果は、本学が県立大学ということもあり、地域防災や地域環境保全に役立たせることを考えています。例えば、学生に卒業研究で長崎市において斜面崩壊によって孤立する家屋を抽出する研究を行って貰いまし
②の研究成果は、パソコンやSNSで使用するアプリケーションなどのようにデザインやアミューズメント、エンターテイメントの分野での活用が考えられます。
Q.04
今後、研究をどのように進めていこうと考えていますか。

A.
現在、九州大学、長崎大学、宮崎大学、信州大学、長岡技術科学大学、岡山理科大学などの先生方と共同で研究しておりますが、引き続き他大学他分野の先生方と共同で研究を進めて行こうと考えています。また、学生を育て、私の研究室を活性化させて行こうとも考えています。
Q.05
ゼミや講義で学生を指導をする上で、いつも心がけていることや大切にしていることはありますか。

A.
私自身を含め学生には、自分で考えたことをすぐに実験し、疑問点が生じればさらに自分で考えて実験するというルーチンをどんどんやって欲しいと考えています。そして、得られた研究成果は論文にまとめ、論文投稿や学会発表を積極的にやって欲しいと考えています。
TOPへ戻る