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研究ピックアップ 
金 志善
経営学科	金 志善
カジノを含む統合型リゾート(IR)と持続可能な観光

経営学科 准教授
金 志善 (キム ジソン)

#観光経営論 #サービスマーケティング
Q.01
研究テーマとその内容、具体的な取り組みについて教えてください。

A.
私の研究テーマはカジノを含む統合型リゾート(IR)における世界のIR先進事例を分析し、マーケティングツールを開発する研究をおこなっています。主に、シンガポールのIRを訪問した旅行者を対象に、彼らが経験したカジノに関する認識及び評価について分析し、マーケティングの観点から重要と思われる評価項目を明らかにすることを研究しています。
Q.02
この研究をはじめようと思ったきっかけについて教えてください。

A.
私は、以前、韓国のホテルでマーケティング業務を担当した経験があります。そこで、韓国のソウル・仁川にあるカジノ企業を対象にプロモーションの企画を担当し、コラボレーションマーケティングをおこなったのがきっかけで、カジノに関心を持つようになりました。IRにカジノは必要不可欠な施設であります。これが私がこの研究を始めようと思った理由です。研究成果を日本のIRに積極的に還元できればと思い研究しています。
Q.03
研究内容が身近な社会とどのように関わり、影響を及ぼすのか教えてください。

A.
IRは新たなホスピタリティー産業でもあり、公と民とのインターフェースも存在するため、その企画、開発、実現にはさまざまな専門知識や経験が求められます。そうした時代の要請に応え、社会現場と緊密に連携することで、IRに必要なマネジメント能力開発およびカジノにまつわる社会的リスクについて、正確な知見を持った人材を育成することで、このような要求に応えることができると思っております。
Q.04
今後、研究をどのように進めていこうと考えていますか。

A.
IRは観光産業にとどまらず流通、建設、サービス業、エンターテインメントなど、あらゆる産業を巻き込み、地域の経済や文化を活性化させることが期待されています。IRについて、学問的レベルで研究し、その成果を地域社会の活性化に活かす、諸課題を新たな研究課題とする、そしてIRマネジメントに関わる人材を育成する等、研究・教育が重要です。そのためには、世界のIRの先行事例を調査・分析しながら、効果や特性に応じて多角的に研究をおこなっていきたいと考えています。
Q.05
ゼミや講義で学生を指導をする上で、いつも心がけていることや大切にしていることはありますか。

A.
どんなに厳しい状況であっても、常に明るく、楽しく、そして元気よく学業に取組まなければならないと考えています。プラス思考で考えること、今の時代であれば、この厳しさが我々を鍛え、強くしてくれると考えることです。失敗を恐れずに新しいことにどんどん挑戦してほしいです。
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