【vol.68 2018年9月】(タイ・タマサート大学 濱田 拳生さんより)
国際交流学科2年 濱田 拳生
皆さんこんにちは。国際交流学科2年の濱田拳生です。日本では夏の暑さがようやく落ち着いてきた頃かと思われます。一方タイの気候に関しましては、現在雨季真っただ中で、傘を持ち歩くのは必須です。11月あたりまでこの雨季は続くそうですが、基本、雨は短期集中的に降るので、外出が苦になるほどではなく、それほど悪い季節ではないように思います。
今回私はタイでの食事に関して書かせていただきます。タイでの「食」と言われてシンプルに思いつくことを挙げると「安い、辛い」です。まず価格についてですが、タイの物価を知らなければ驚きの連続ではないかと思います。私は個人的に日本での生活で一日1000円、月計28000~31000円として生活していました。これは私にとって自炊が必須で、節約によっては外食ができるといった目安でした。一方タイでは基本一食30バーツから45バーツ(約102円~153円)、デザート、アイスやドリンクは18バーツから30バーツ(約61~102円)、水は市販の最安で7バーツ(約24円)といった具合に日本人にとっては破格の値段で購入できてしまいます。したがって男の私が昼食に贅沢しても大体300円で済んでしまいます。この事実については留学前から耳にしていたものの、やはり驚かされました。
次に味についてですが、基本的に辛さがタイの食文化の主体ではないかと思われます。どの飲食店にも香辛料コーナーが設けられており、いろいろな種類のトラディショナルな薬味を無料で加えられます。とてもお得に感じられるのですが、提供される商品は、すでにそのメニューに対し適量の薬味が入っているので、そのことは念頭に入れておく必要があります。また、タイではメニュー+メイン材料をお好みで選ぶといった形がよく見られ、例えば、パッタイというタイ料理にシーフード又はビーフ、ポーク、チキンといった具合に、‟どんなパッタイ”にするかを選択できます。注文の際基本的に英語が通じないので、現地の友達に注文してもらったり、単語を覚えておく必要があります。メニュー表もタイ語表記なのでタイ語が読めない場合は、個人的に気に入ったものを写真でとっておいて、注文の際に見せたりと工夫が必要となりますが、これ以上にないノンバーバルコミュニケーションの見せ所ではないかと思われます。
一日食費1000円はむしろ多すぎるほどで、贅沢しなければ300~500円ほどに抑えられる人もいることでしょう。焼肉食べ放題などでも一人1000円程なのでとてもお財布に優しいのではないかと思われます。ただ、衛生的な意識に比較的日本よりも低い傾向がみられるので、タイの食文化の好みは個人差が激しく分かれるのではないかと思います。