【vol.56 2017年4月】(アメリカ・エドモンズコミュニティカレッジ 山口 百合香さんより)
国際交流学科4年 山口 百合香
こんにちは、国際交流学科4年の山口百合香です。昨年の9月からエドモンズ・コミュニティカレッジに交換留学生として留学しています。冬学期も終わり、留学生活も残りあと少しとなりました。シアトルにも春が近づき、少しずつ暖かくなってきました。今回の留学体験記では、私の体験について生活面と学習面から紹介したいと思います。
まず生活面について、特にホストファミリーとの生活について紹介します。私は、交換留学中の滞在先として、ホームステイを選択しました。理由は、英語を話す環境に常に身を置きたかったことと、ホストファミリーと一緒にいろんなことを経験したかったからです。私のホストファミリーは、60代の夫婦と犬です。また、近所に彼らの3人の娘と息子、9人の孫がいて、週末にはみんなで集まって夜ご飯を食べたりして楽しい時間を過ごしました。私は、ホームステイ中にサンクスギビング、クリスマス、誕生日パーティーなどたくさんのアメリカ文化を体験することができました。また、子どもが好きな私にとって、子どもたちと一緒にゲームや鬼ごっこをして遊んだり、英語の勉強をしたのは、癒しの時間でした。
私は、週に5日ほどホストファミリーとルームメイトのフランス人の留学生の女の子と一緒に夜ご飯を食べていたのですが、それが英会話の上達に一番つながったと思います。毎回学校のことやいろんなことを話しながら1時間ほどかけて食べていたのですが、アメリカに来て間もないときは何について話しているか少し理解するのが精いっぱいで、自分からは聞かれない限り話そうとしませんでした。
しかし、日に日に理解できるようになり、今では自分からも進んで自分の話をたくさんするようになりました。継続していくことで結果は現れるものだなと実感しました。とても優しく本当の家族のように接してくれるホストファミリーに恵まれて、いろんなことをたくさん経験できてよかったです。
次に学習面について紹介します。私は、秋学期に英語のクラス、スペイン語、ヨガ、冬学期に英語のクラス、Travel and Sales、American Military Historyを履修しました。スペイン語は大学で1年間履修していたため、既に習っていたところは復習にもなりました。しかし、英語でスペイン語を学ぶことは日本語で学ぶこととは違い、楽しくもあり、時には大変なこともありました。
そういう時は、スペイン語が第一言語のメキシコ人の友達に教えてもらっていました。American Military Historyでは、私以外アメリカ人ばかりのクラスでした。課題が多く、最初はついていけるかとても心配でしたが、教授のサポートや、ホストファミリーが毎回文法の添削などをしてくれていたおかげで乗り越えることができました。最後は第二次世界大戦、特に長崎・広島での原爆をアメリカ人の観点から学ぶことができ、日本人の私の意見も求められ、深く考えることができてよかったと思います。
約7か月間留学して、たくさんの忘れられない思い出ができ、また学業での知識・考え方を学ぶこともできました。私の留学をサポートしてくれた方々や、アメリカでお世話になった方々には感謝の気持ちでいっぱいです。私自身、留学したことでもっと自分に自信を持つことができるようになり、以前より、人前で自分の意見をはっきり言えるようになったと思います。
また、アメリカで出会えた素晴らしい人たちのおかげで、家族や友達、支えてくれる人の大切さも改めて実感しました。留学がより良いものになるかどうかは、自分の行動次第です。興味のある方は是非挑戦してほしいです。