【vol.48 2016年10月】(タイ・タマサート大学 出崎 美菜さんより)
国際交流学科3年 出崎 美菜
こんにちは、国際交流学科3年の出崎美菜です。私はタイにあるタマサート大学に交換留学生として8月から留学しています。もうすぐ、こちらでの生活は3か月が経とうとしており、残りの留学生活も2か月を切りました。タイでの生活にも慣れてきて、一日一日が過ぎるのを早く感じています。今回は、私の学校生活と休日の生活について紹介します。
始めに、学校での生活です。授業は朝9時から12時までと午後1時から4時までの1コマ3時間の授業が1日2コマ行われています。私は午前の授業だけの日もあれば、午前午後どちらの授業もある日があります。シーボルト大学では1コマあたり90分の授業だったので、当初はタマサート大学での3時間の授業がとても長く大変でした。午前だけの授業の日は12時から学内の食堂で昼食をとり、その後寮に帰るか、図書館に行って勉強をしています。1日2コマの日は午後の授業が終わるととても疲れており、寮に帰るか、学校内または学校付近に多くの屋台があるのでそこで夕食を済ませて帰宅します。
タイの家庭では多くの人が家でご飯を作らず、屋台などで食べる習慣があります。もちろん私たちの寮にもキッチンはなく、外でご飯を食べることがほとんどです。しかし、タイの物価は日本よりも断然安く、一食当たり約150円です。タイ料理は美味しいものがたくさんありますが、香辛料が強いものもあるため、注文する時は注意が必要です。寮に帰ると、授業の課題をしたり、寮にトレーニング室があるので友達と行ったり、他の大学に通う外国人留学生と遊んだりと、自分の時間を有意義に過ごしています。
また、10月は中間テストがありました。タマサート大学の学生はとても勉強熱心な方が多いと当初から感じていましたが、テスト期間はさらに学習への取り組みが素晴らしく、感心し、刺激を受けました。テストの2週間前から学校の図書館は学生が多く、私もその環境に身を置き、テスト勉強に励みました。テスト時間も2時間と日本と異なり、テスト内容もとても難しかったです。また、テスト期間は制服を着用しなければいけません。テスト期間が終わると、休日はリフレッシュも兼ねてバンコクへ遊びにでかけたりしました。バンコクは私たちが住んでいるところとはまた違う良さがあり、とても素敵なところです。
今月は特に慌ただしい月でした。なぜなら、タイのプミポン国王御崩御により、タイ国民が哀しみに包まれたからです。この影響はとても大きく、私たちの日常生活にも影響しています。服装は黒色か白色着用であったり、娯楽施設の自粛であったりと、影響の大きさに私たち外国人もとても驚きを隠せませんが、タイの歴史的な出来事に立ち会い、今まさにタイの文化や歴史を多く学んでいると感じています。タイでの生活も残り少ないので、できるだけ多くのことに挑戦し、文化や歴史について学びながら、実りある留学生活を送ることができるように頑張ります。