【vol.9 2010年11月】(韓国・高麗大学校 出口 愛胡さんより)
国際交流学科2年 出口 愛胡
みなさん、アンニョンハセヨ~^^!韓国の高麗大学に交換留学生としてやって来てから、早いものでもう3ヶ月が過ぎました。韓国に来た当初は、まだまだ韓国語の能力も乏しく、授業中先生が話していることが所々しか分かりませんでした。しかし、こちらで生活していくうちに徐々に耳が韓国語にも慣れ、最初の頃よりはだいぶ聞き取りも会話もできるようになってきました。
まず、高麗大学に来て、やはりその規模の大きさに驚きました。生徒数もものすごく多く、なんといってもキャンパスの広さには本当に圧倒されました。広すぎて教室を探すのによく校内で迷子になりました。それから、留学生の数の多さにも驚きました。アジア系はもちろんのこと、中東系の人からヨーロッパ、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ロシアなどなど様々な国籍の人が高麗大学に留学に来ています。留学に来ている人の中にはハングルも全く読めないという人も多く、留学生同士の会話はやはり英語が中心となります。なので、韓国語だけでなく英語を話す機会にも恵まれ、大変良い環境だと思います。また、高麗大学は韓国の大学の中でもハイレベルな英語教育が行われており、英語で行われる授業数もかなり充実しています。高麗大学の生徒は英語が堪能な生徒ばかりで、日本と韓国の英語教育の差を改めて感じ、私ももっと英語を勉強しておけば良かったとひしひしと感じました。私は今期、韓国語系の授業しか受講していませんが、来期にはせっかくの機会なのでぜひ英語系の授業も受講するつもりです。
留学の醍醐味としては、その国の言語を学べるのはもちろんのこと、やはり友達の輪がぐっと広がることもその1つだと思います。最初は不安な部分も多くありましたが、高麗大学には、「Korea University Buddy Assistant(通称KUBA)」という留学生のための組織があり、高麗大学の学生たちが多くの行事を開催してくれたため、留学生同士交流する機会も多くたくさんの友達を作ることができました。国籍も言語も文化も全く異なる人々がいるので、学ぶことも多くとても楽しいです。今月11月には、「International Students Festival」という行事がありました。これは、各国ごとにブースを出して自分の国について紹介をするというものです。私は日本ブースの1人して参加したのですが、日本ブースでは大きな鍋に豚汁とおしるこを作って配り、浴衣を着て写真撮影が出来るスペースなどを設けました。鍋いっぱいに作った豚汁もおしるこも全てきれいに配り切り、浴衣も大盛況でした。他の国も、それぞれに工夫を凝らした出しものをしていたので、とても楽しめました。準備までには色々とてこずりましたが、1つのものを作ることの大変さを知ることができ、また日本を他国に紹介する上で自分の国のことについて何にも知らないのだということを改めて感じさせられました。せっかく韓国に留学し、「日本」という国を客観的に見ることができる良い機会なので、自分の国についてもっと見つめ直してみようと思いました。
韓国に来てまだ3ヶ月ですが、この3ヶ月間はとても充実したものでした。残りの留学生活も充実した良いものとなるように、このような素晴らしい機会を与えて下さった人々への感謝の気持ちを忘れず、韓国語も英語ももっともっと勉強して上手くコミュニケーションを取れるように頑張りたいです。
最後に、留学生活最高!韓国最高!ありがとうございました。