【vol.28 2014年4月】(韓国・東亜大学校 水口 紗恵さんより)
国際交流学科4年 水口 紗恵
こんにちは。私は今、韓国釜山にある東亜大学校に留学させていただいています。前回(vol.24 2013年12月)に続き2回目の留学体験情報をお伝えしたいと思います。
まず、先日語学堂の行事で外国人留学生による演劇・UCC大会が行われました。語学堂の班ごとに出場することになっていて、私たちの班はUCCを出品しました。UCCは日本では聞き慣れない言葉ですが、自分たちでシナリオを考え撮影および編集をし、ひとつの動画を作るというものです。私たちの班は、韓国生活の失敗談などを交えたユーモアたっぷりの動画を制作しました。数日間ずっと共にいたので、この撮影は班のメンバーと親しくなる良い機会となりました。また、私はこの演劇・UCC大会でベトナムからの友人と共に、司会進行という重要な役を任せてもらいました。二人で夜遅くまで発音や立ち位置の練習などをしたことも良い思い出です。当日は緊張しましたが、友人や先生方の応援もあり、無事に役を務めることができ、私の中で大変記憶に残る大会となりました。
次に、私が月に1度行っている奉仕活動について紹介します。活動内容は、孤児院に行き、昼食を作り提供するというものです。初めは友人の紹介で行ってみたのですが、団体の皆さんは人柄がとても良いので、楽しく面白く活動することができています。写真にあるメニューはキンパッ(海苔巻き)と稲荷寿司とワカメスープです。私はキンパッを作ることが初めてだったので、韓国料理作りも同時に体験出来て良かったです。子供たちもたくさんおかわりをして美味しそうに食べてくれたので、とても作り甲斐がありました。活動が終わると団体の皆さんと一緒にご飯を食べに行ったりします。韓国では年上の方が食事をごちそうする習慣があるので、この時も美味しい鴨料理をごちそうしていただきました。こういう習慣があるのはとてもありがたいです。笑 一方で、これは私も自分より年下の子達にご飯をごちそうしてあげたり、良くしたりしてあげなければならない、ということですね!このような韓国の習慣は、自分は自分、他人は他人と考える日本とは違い情が厚く感じられる部分で、私が韓国を好きな理由の一つでもあります。
最後に、先日釜山の地方紙である釜山日報に寄稿する機会をいただき、韓国生活についてのテーマで新聞に寄稿させていただきました。日本でも新聞に寄稿する機会が無いにも関わらず、まさか韓国で経験できるとは夢にも思っていませんでした。新聞には私の文章と顔写真まで掲載させていただき、韓国でしかできない、忘れられない思い出となりました。
留学も残すところ2ヶ月となりましたが、最近よく思うことが、人との縁や自分に訪れた機会を逃してはいけない、ということです。出会った人1人1人を大切にし、与えられた機会を上手く使えば、必ず良かったと思える結果が待っているはずです。これからも残りの留学生活を悔いの無いように過ごしていきたいと思います。