【vol.18 2011年 11月】(韓国・高麗大学校 濱田 茜さんより)
国際交流学科3年 濵田 茜
みなさん、こんにちは。現在私は韓国の高麗大学校に交換留学をさせていただいています。早いものでもうすぐ一学期が終わろうとしています。韓国での生活は刺激的で充実した毎日となっています。今回一部ではありますが紹介させていただきたいと思います。
まず授業についてですが、留学生用の科目もとても充実していて英語で行われる授業も100科目以上あります。例えば韓国語の授業は初級・中級・高級に分かれていて、それぞれのレベルに合ったクラスを受けることができます。内容としては文法、会話、聞き取り、作文などです。そしてクイズ2回、中間テストと期末テスト、スピーチもあります。最初は先生の言っていることが理解できなくてついていくことに必死でしたが、今は聞き取れるようになり授業もますます楽しくなってきました。
またクラスメイトもロシア、オーストラリア、チェコ、シンガポールなどの様々な国から来ているので、文化の違いや考え方の違いの発見が毎回ありとても新鮮です。最初は友達と英語でコミュニケーションをとっていたのですが、今では韓国語で会話するようになり不思議な感覚です。留学生用の授業の他にも一般の学生と同じ授業も受講することができるので、来学期は私もぜひ受けたいと思っています。
次に授業以外の学校生活について触れたいと思います。高麗大学校にはKUBAという留学生をサポートする団体があり、彼らが色々なイベントを企画してくれます。KUBA主催の行事に参加することで多くの留学生と知り合うことができ、たくさんの経験をすることができます。11月にはISF(International Student Festival)という国ごとに分かれてブースを出し、自国を紹介するというイベントが行われました。日本ブースは焼きおにぎりやみたらし団子を出したり、好きな四文字熟語を選んでもらい油性ペンで腕に書くというなんちゃってタトゥーをしました。また日本風のヘアセットやメイクで外国人を大変身させたりと、周りからも好評でした。このISFに参加するにあたって日本のイメージを皆で考えてアイディアを出し合ったり、韓国人スタッフと一から準備したりと大変だと感じることはありましたがとてもいい経験になりました。またなかなか日本(自分の国)についてじっくり考えることもなかったので私自身いい機会だったと思います。
8月に初めて韓国に来た時は言葉も分からない、初の海外長期滞在ということもあり不安も大きかったです。また日本や日本人に対してマイナスなイメージを持った人々もいると思っていたのでその部分での不安もありました。しかし実際に現地の人々と交流してみると違っていました(もちろん私が接した韓国人は一部なので一概には言えませんが)。国対国で見ると解決されていない問題は多いですが、一人ひとりの考えが少しでも変わったら歩みよることはできると信じています。高校時代の先生の言葉で「どんな人も自分を成長させてくれる大切な人」というものがあります。私は韓国に留学してから色々な国籍の人や違う考えを持った人々に出会いました。
時には自分の考えと違いすぎて受け入れがたいものがあったりしますが、この言葉を思い出し柔軟に対応していきたいと思います。ここ韓国での一つひとつの出会いや経験を大切にしながら、残りの留学生活を送りたいと思います。