【vol.66 2025年8月】(中国・貴州師範大学 林田 佳菜子さんより)
地域創造学部 公共政策学科2年 林田 佳菜子
私は11日間の中国語学研修に参加しました。長崎空港から上海で乗り継ぎをして貴州省に向かいました。
貴州省では、午前の1限目に言語の授業、2限目に文化の授業を受け、午後には実際に少数民族が暮らす村や世界で最も高い橋を訪れたり、民族舞踊や音楽を鑑賞したりしました。この段階的な学習を通して、知識を深めることができただけでなく、現地での体験をより一層楽しむことができました。貴州で使われる野菜の方言についても学ぶことができ、さらに現地の多彩で豊かな食に触れることができたのも大きな学びとなりました。
また、研修中は貴州師範大学の日本語学科の生徒たちにたくさん助けてもらいました。難しい中国語の文章を翻訳してくれたり、中国での生活の様子や習慣を教えてくれたりして、とても心強かったです。おかげで、安心して学びを深めることができました。
さらに、貴州省の人々がとても優しかったことも印象に残っています。現地の人ともっと会話をしたくて、スーパーではお菓子を二つ持って店員さんのところへ行き、「どちらのお菓子がおいしいですか?」と中国語で尋ねたり、ホテルのエントランスの方には「貴州で一番おいしい食べ物は何ですか?」と聞いたりしました。拙い中国語でも、皆さんは笑顔で耳を傾けてくれ、とても良い勉強になりました。
今回の研修を通して、言語や文化の知識だけでなく、人とのコミュニケーションの楽しさや現地の食文化の豊かさも学ぶことができ、とても充実した11日間でした。
