【vol.59 2023年8月】(中国・西安外国語大学 田野平 朋佳さんより)
国際社会学部 国際社会学科2年 田野平 朋佳
2023年8月28日から9月22日までの西安外国語大学での海外語学研修について紹介していきたいと思います。28日に福岡空港から出発し、上海、そして中国のほぼ中央に位置する陝西省の西安市という場所に到着しました。
こちらが西安外国語大学です。私たちの行く大学は留学生専用の校舎となっており、実際にも韓国やタジキスタン、アゼルバイジャンなど様々な国の生徒が通っています。クラスは入学時のテストによって4つのクラスに分けられます。住んでいた場所、年齢もばらばらで様々な人と交流することが出来ました。
こちらは私たち短期の留学生が主に生活している宿舎になります。二人部屋でシャワー、トイレもついていてホテルのような感じでした。部屋は週に一度清掃員の方が掃除してくださるのできれいで快適に使用することが出来ました。
授業は8時20分から始まって12時まででそこからは自由になります。大学での授業は、会話、精読、リスニングの三つの分野に分かれて学びました。左の写真の様に、毎回の授業で一つ課題が出されます。そのほかにも授業の小テストのための予習、復習などを毎日行っていました。また、大学の授業の一環で文化芸術体験をしました。切り絵や水墨画を体験することが出来ました。
ここからは研修中に放課後や休日を利用して訪れた場所の紹介をしていこうと思います。まずは陝西考古博物館です。中には様々な土偶や土器、壁画や遺跡のレプリカなど様々な歴史的な者が展示してあり、中国の古代の歴史を学ぶことが出来ます。
次に大雁塔と大東不夜城に行きました。写真のものは大雁塔と言って、西安の慈恩寺にある唐の時代に建立された西安の文化的なシンボルです。右側はライトアップされた大唐不夜城です。この周辺では唐の文化様式がふんだんに取り入れられていて、特に夜に行くとライトアップされていて豪華な風景を楽しむことができます。
最後に秦始皇帝陵兵馬俑坑に行きました。ここは世界文化遺産にも登録されています。みなさんも1度は地理や歴史の教科書で見たことがあるのではないでしょうか?展示されている兵馬俑の他にも今も尚発掘中のものや復元中のものを見ることができて、貴重な体験になりました。近くの売店には兵馬俑の形を模したアイスや、西安の特産品の「肉夹馍」と言われる料理も販売していて、美味しかったです。
実際に中国に行って、自分の目で見て体験して、中国や中国の人に対するイメージは良い意味で変わりました。今までニュースなどで見る中国にはあまりいい印象を持ったことがなかったのでこの語学研修を通して、良い所を沢山発見出来て良かったと思います。皆さんもぜひ西安に旅行や留学で行く際は自分のお気に入りのものを探してみてください。